世界1位のトヨタをはじめ電気自動車開発に遅れをとった日本の自動車メーカーが世界最大規模である中国の自動車市場で力を出せずにいる。現代(ヒョンデ)自動車グループは電気自動車大転換を踏み台として「再起」を狙っている。
日本の市場調査会社マークラインズは19日、中国企業との合弁で中国に進出したトヨタ、日産、ホンダ、マツダ、三菱、スバルの日本の自動車メーカー6社の上半期総販売台数が171万台で前年同期比19.9%減少したと明らかにした。
当然市場シェアも縮んだ。先月末基準でこれら6社の中国自動車市場シェアは約18%で前年同期より4ポイント近く縮小した。尖閣諸島(中国名・釣魚島)領有権紛争により中国で反日感情が激しくなった2012年以降で最も大きい幅の減少だ。
日産が24.4%減、ホンダが22%減など大幅な落ち込みを見せ、その中でトヨタが2.8%の小幅減でどうにか自尊心を守った。三菱は野心を持って出した電気自動車「エアトレック」が興行に失敗すると中国生産を取りやめることにしたとフィナンシャル・タイムズが報道した。
日本の自動車は洗練されたデザインに燃費まで良く、かつては市場シェアが50%に達するほど中国で人気が高かった。日本車の地位が急落したのは電気自動車開発で遅れをとってだ。
中国は莫大な政府補助金を基に電気自動車事業を育成した。おかげで現在販売される車両の32%が電気自動車だ。中国自動車協会(CPCA)によると上半期の中国自動車販売台数は前年同期比2.7%増加した952万台だったが、このうち電気自動車・ハイブリッド自動車(新エネルギー車)は25%増の308万台だった。それこそ爆発的な成長だ。
日本企業は一歩遅れて「価格引き下げ」など消費者誘引策を出したが大きく視線を引き付けられなかったと香港紙サウス・チャイナ・モーニング・ポストが報道した。「日本企業は躍動的な市場の変化にまともに対応できず、すでに競合企業に押されている」と診断しながらだ。
問題はこれからだ。コロナ禍から抜け出した中国自動車市場はますます大きくなるところだ。中国では昨年2700万台の車が売れ、米国の1400万台、欧州の1130万台を押さえ世界1位を守っている。
そして成長を牽引する電気自動車部門は現地ブランドがしっかりとつかんでいる。今年中国自動車市場の現地ブランドシェアは50%(コンサルティング業者アレックスパートナーズ)と予想される。電気自動車市場では83%(SNEリサーチ)に達するだろうという分析もある。中国電気自動車専門メディア「CnEVポスト」は「プレミアム電気自動車市場は米テスラが、中低価格市場はBYD、蔚来汽車(ニオ)、小鵬汽車(シャオペン)など現地ブランドが二分した」と分析した。後発走者である日本企業が食い込む隙間を探すのはますます難しくなるという話だ。
こうした中、これまで中国市場で苦戦したヒョンデ(現代自動車)は少しずつ反騰する姿だ。ヒョンデの販売台数は上半期に11万8327台で前年同期より2万4000台以上増えた。約26%の増加だ。この期間のヒョンデと起亜の中国市場でのシェアは1.7%で昨年の1.5%より小幅に増えた。中国でスポーツ多目的車(SUV)人気が高まっている点を攻略したのが奏功したものとみられる。ただ2018年に5.3%だったのと比較すれば3分の1水準だ。
ヒョンデと起亜は「N」ブランドに代表される高性能車と中国のミレニアル世代を攻略した現地向けSUVモデル(ムファサ)、電気自動車などを前面に出して中国市場を攻略する計画だ。起亜中国法人のキム・ギョンヒョン総経理は4月に開かれた上海国際モーターショーで「2030年まで中国で年間45万台の販売を目標に、このうち40%を電気自動車で販売する計画」と話した。
日本の市場調査会社マークラインズは19日、中国企業との合弁で中国に進出したトヨタ、日産、ホンダ、マツダ、三菱、スバルの日本の自動車メーカー6社の上半期総販売台数が171万台で前年同期比19.9%減少したと明らかにした。
当然市場シェアも縮んだ。先月末基準でこれら6社の中国自動車市場シェアは約18%で前年同期より4ポイント近く縮小した。尖閣諸島(中国名・釣魚島)領有権紛争により中国で反日感情が激しくなった2012年以降で最も大きい幅の減少だ。
日産が24.4%減、ホンダが22%減など大幅な落ち込みを見せ、その中でトヨタが2.8%の小幅減でどうにか自尊心を守った。三菱は野心を持って出した電気自動車「エアトレック」が興行に失敗すると中国生産を取りやめることにしたとフィナンシャル・タイムズが報道した。
日本の自動車は洗練されたデザインに燃費まで良く、かつては市場シェアが50%に達するほど中国で人気が高かった。日本車の地位が急落したのは電気自動車開発で遅れをとってだ。
中国は莫大な政府補助金を基に電気自動車事業を育成した。おかげで現在販売される車両の32%が電気自動車だ。中国自動車協会(CPCA)によると上半期の中国自動車販売台数は前年同期比2.7%増加した952万台だったが、このうち電気自動車・ハイブリッド自動車(新エネルギー車)は25%増の308万台だった。それこそ爆発的な成長だ。
日本企業は一歩遅れて「価格引き下げ」など消費者誘引策を出したが大きく視線を引き付けられなかったと香港紙サウス・チャイナ・モーニング・ポストが報道した。「日本企業は躍動的な市場の変化にまともに対応できず、すでに競合企業に押されている」と診断しながらだ。
問題はこれからだ。コロナ禍から抜け出した中国自動車市場はますます大きくなるところだ。中国では昨年2700万台の車が売れ、米国の1400万台、欧州の1130万台を押さえ世界1位を守っている。
そして成長を牽引する電気自動車部門は現地ブランドがしっかりとつかんでいる。今年中国自動車市場の現地ブランドシェアは50%(コンサルティング業者アレックスパートナーズ)と予想される。電気自動車市場では83%(SNEリサーチ)に達するだろうという分析もある。中国電気自動車専門メディア「CnEVポスト」は「プレミアム電気自動車市場は米テスラが、中低価格市場はBYD、蔚来汽車(ニオ)、小鵬汽車(シャオペン)など現地ブランドが二分した」と分析した。後発走者である日本企業が食い込む隙間を探すのはますます難しくなるという話だ。
こうした中、これまで中国市場で苦戦したヒョンデ(現代自動車)は少しずつ反騰する姿だ。ヒョンデの販売台数は上半期に11万8327台で前年同期より2万4000台以上増えた。約26%の増加だ。この期間のヒョンデと起亜の中国市場でのシェアは1.7%で昨年の1.5%より小幅に増えた。中国でスポーツ多目的車(SUV)人気が高まっている点を攻略したのが奏功したものとみられる。ただ2018年に5.3%だったのと比較すれば3分の1水準だ。
ヒョンデと起亜は「N」ブランドに代表される高性能車と中国のミレニアル世代を攻略した現地向けSUVモデル(ムファサ)、電気自動車などを前面に出して中国市場を攻略する計画だ。起亜中国法人のキム・ギョンヒョン総経理は4月に開かれた上海国際モーターショーで「2030年まで中国で年間45万台の販売を目標に、このうち40%を電気自動車で販売する計画」と話した。
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