先月17日、北朝鮮南浦(ナムポ)油類荷役施設を撮影した「Planet Labs」の衛星写真。タンカー3隻(赤い円)が停泊している。[写真 VOA ホームページ キャプチャー]
VOAが米国の商業衛星サービス企業「Planet Labs」の衛星写真を分析した結果、大同江(テドンガン)解氷期である今年2月から6月まで、南浦(ナムポ)油類荷役施設と近隣の海上荷役施設を出入りしたタンカーは42隻だった。
南浦油類荷役施設は北朝鮮油類保存施設密集地帯にある。過去に国連安全保障理事会北朝鮮制裁委員会の専門家パネルが北朝鮮の不法油類輸入現場だとにらんでいたところだ。
タンカー1隻当たりの運搬可能油類量は1万~3万バレルと推定されることから、この基準を適用すれば北朝鮮は今年上半期少なくとも42万バレルから最大126万バレルの油類を搬入したという計算になるとVOAは推算した。
これに先立ち国連安保理は2017年に北朝鮮制裁決議2397号を通じて北朝鮮の精製油の輸入限度を年間50万バレルに制限したが、これを違反した可能性が高いという指摘だ。
北朝鮮に油類を輸出する中国とロシアは最近国連安保理北朝鮮制裁委員会に今年1月から5月まで北朝鮮に供給した精製油をそれぞれ9万3000バレルと6万4000バレルと報告した。
この記事を読んで…