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韓国与野党、汚染水放流また衝突…与党「何をもっとすべきか」vs野党「日本を代弁するのか」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長が9日午前、ソウルの国会で「共に民主党」の魏聖坤福島原発汚染水海洋投棄阻止対策委員会委員長をはじめとする委員らと面談している。キム・ソンリョン記者

来月放流が始まると予想される福島汚染水問題を巡り韓国与野党は激しい対立を継続した。13日、国会外交統一委員会全体会議では「政府が汚染水放流賛成に続いて福島産水産物輸入を再開するだろう」という野党の主張と、これを「根拠ない怪談」と規定した与党の立場が鋭く対抗した。

国民の力は「設計された計画通り放流が行われるなら国際基準に符合する」と結論を出した国際原子力機関(IAEA)の最終報告書と政府自らの検討結果を強調した。与党「国民の力」の河泰慶(ハ・テギョン)議員は「無条件放流に賛成するというのではない。IAEAの基準を満たすことができない充足できない放流は積極的に反対すると話した」とした。あわせて「放流前の今、魚を食べても大丈夫ではないか」と反問し、これに対してオ・ヨンジュ外交部第2次官は「政府が(日本)水産物を引き続き点検している。安全な海であり安全な水産物」と答えた。

◇「文政府の基準に加えて検証追加」


外交統一委員長である尹相ヒョン(ユン・サンヒョン)議員(国民の力)は現政権が前任政府より厳しい基準で汚染水放流問題に対処していると強調した。尹議員は「文在寅(ムン・ジェイン)政府の基準からさらに一歩進んで、国益のために専門家検証、基準値以上の値が出て来る場合には中断を要求した」とし「これが国益のためにできることなのに、これ以上何をするか」と話した。また「日本で福島原発事故が起きた2011年3月当時には対応無策で一日300トンずつ放流した」とし「2011年から日本産加工食品37万件を検査したが放射能問題はなかった」と主張した。

反面、朴洪根(パク・ホングン)民主党議員は汚染水放流に対する政府の立場に言及して「日本の肩を持ち、むしろ代弁する状況が納得できない」と指摘した。続いて「あえてなぜ周辺国に被害を与える海洋投機方式をしなければならないのか分からない。なぜ韓国政府が積極的に『最も現実的な代案』と強弁するのか」とした。

民主党は4日に公開されたIAEAの報告書の信頼性も問題視した。民主党の黄熙(ファン・ヒ)議員は「発生する結果に対していかなる責任も負わないとしているのにも関わらず、IAEAの報告書を信頼するのか」と詰め寄り、同党の金相姫(キム・サンヒ)議員は「韓国政府が科学的に安全だと宣伝するのはとても問題がある」とし「福島産水産物輸入に対しても反対する名分が消える」と話した。

◇「憲法にしたがって統一部の業務していかなければ」

一方、この日会議に出席した権寧世(クォン・ヨンセ)統一部長官は最近北朝鮮労働党の金与正(キム・ヨジョン)副部長が談話を通じて韓国を「南朝鮮」ではなく「大韓民国」と呼称したことに対して「これが2国家の方向へ向かうのではないかと考えると思うが、もう少し見る必要がある」と話した。金与正氏の「大韓民国」表現に対して一部では北朝鮮が韓国を別個国家として扱う「2つのコリア(Two-Korea)」基調も転換したという観測を出すこともした。

これに先立って玄貞恩(ヒョン・ジョンウン)現代グループ会長の北朝鮮訪問申請に対しても、北朝鮮は対外関係を担当する外務省次元の談話を通じてこれを拒否して「入国」という単語を使った。韓国と北朝鮮を別々の国家と想定しているような表現だった。権長官はこれに関連して「北朝鮮外務省の名前で(入京でない)入国だと表現した部分には注目してみなければならない」と話した。

最近、尹大統領が統一部を「北朝鮮支援部」と表現して変化を注文したことに対しては「短期的に(南北)交流協力がほぼ行われない状況で関連組織や人員をそのまま置いておくよりも弾力的に運営する必要はあるだろうが、基本的には私たちの憲法と法律にしたがって統一部の業務と指定された部分をこなしていくことが必要だ」と話した。



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