13日、米空軍のB-52H戦略爆撃機と韓国軍のF-15Kが連合空中訓練を実施している。 [写真 合同参謀本部]
朝鮮中央通信などはこの日、金委員長が参観する中、前日に「火星砲18型」の試験発射が進行されたと報じた。4月13日の火星18型の最初の試験発射から90日ぶりに平壌(ピョンヤン)の同じ場所で2回目の発射をしたのだ。当時、北朝鮮は固体燃料基盤ICBMを「コールドローンチ(Cold launch)」方式で初めて発射し、奇襲発射能力を高めた。円筒形発射管(キャニスター)に保管される固体燃料ICBMでコールドローンチ方式が適用されれば、液体燃料を使用する場合より隠密かつ迅速な発射が可能だ。
北朝鮮は今回の発射の細部数値を公開し、以前の試験発射時より性能が向上したことを誇示した。朝鮮中央通信などは「ミサイルが最大頂点高度6648.4キロまで上昇し、距離1001.2キロを4491秒間飛行し、朝鮮東海公海上の目標水域に正確に弾着した」と伝えた。
頂点高度と飛行時間はこれまでの北朝鮮のICBM発射で最高記録だ。これまでの最高数値は3月16日に火星17型が記録した頂点高度6045キロ、飛行時間4151秒だった。4月の「火星18型」の最初の試験発射の場合、軍当局はミサイルが1000キロ飛行し、頂点高度は3000キロに達しなかったと把握した。4月の最初の試験発射当時と同じく今回の3段ロケット「火星18型」の1段目は正常角度で発射され、2・3段目は高角で発射された。
北朝鮮の今回の発射は対米脅威をさらに高めたという評価を受ける。固体燃料基盤「火星18型」は地下施設に長期間隠して置き、必要時に取り出してすぐに発射できる。北朝鮮大学院大学のキム・ドンヨプ教授は「弾頭重量を1000キロと仮定するとしても1万5000キロ以上を飛行できるエンジン出力とみられる」と分析した。
「火星18型」は実戦配備が遠くないという見方が出ている。国家安保戦略研究院ミサイルセンター長のチャン・ヨングン氏は「北が高推力の中大型固体ロケット推進体開発および技術を検証したというのが重要なメッセージ」と話した。
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