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「汚染水放流前に思い切り食べよう」…夏の保養食「ニベ」人気=韓国(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

11日午前、鷺梁津(ノリャンジン)水産市場外部についた汚染水放流論争関連横断幕の下でせりを終えた商人が休息を取っている。イ・ヨングン記者

◇水産市場の商人、消費萎縮体感は違っても不安は同じ

鷺梁津水産市場の商人が体感する消費萎縮への懸念はそれぞれ違った。高級魚種を扱うチャ・ドコさんは「私の周辺には売上が増加あるいはそれに準ずるような店が10軒中7軒」としながら「エンデミック特需が消えていき、不景気が重なり、売上は今後減少せざるをえない」と話した。仲買商のイ・ジンヨンさん(52)は「売上が昨年比30%は減少した」とし「取引先の中には廃業したところも多い」と主張した。

だが、汚染水放流が事実上秒読みに入りながら感じる不安は大きかった。イさんは「実際に放流が行われれば打撃がより大きいと思われるが、政界では互いに争うばかりなのでもどかしい」と話した。10年のキャリアを持つせり人のキム・サンジュンさん(39)は「まだせり場に入ってくる物量はほぼ同じだというが、実際の放流が行われれば局面が変わると思う」と展望した。


ただし、放流後も普段のように水産物を消費するという人々もいた。11日午後、ソウル冠岳区(クァナクク)のあるさしみ料理屋で国内産サワラとたらを食べたというコさん(31)は「福島原発が爆発した時から今まで魚をずっと食べてきたが、今になって食べないというのも理屈に合わないこと」と話した。1カ月に4回以上、高級すし盛り合わせ「おまかせ」を楽しむという会社員のチェさん(28)も「高級すしのネタに使われる『大間産本マグロ』など最高級水産物は代替不可レベル」としながら「日本に行ってまで食べるという人も多い」と話した。

韓国水産業経営者中央連合会のキム・ソンホ会長は「水産関係者が体感する被害は統計以上だが、放流以降は状況がさらに深刻化するのは火を見るより明らか」とし「政府は現在の状態を楽観するのではなく実質的な対策と補償を準備しなければならない」と話した。


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