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韓国政府「IAEAに『100万ドルわいろ』フェイクニュースを言及、国際的に不適切」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

国際原子力機関(IAEA)のラファエル・グロッシ事務局長が9日、国会で開かれた共に民主党福島原発汚染水海洋投棄阻止対策委員会-IAEAの面談で発言している。 キム・ソンリョン記者

韓国政府は7~9日に訪韓した国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長に一部デモ隊が「100万ユーロ(約1億5650万円)わいろ説」などを叫んだことは「国際的に非常に適切ではない行動」と明らかにした。

朴購然(パク・グヨン)国務調整室第1次長は10日、政府ソウル庁舎で行った福島汚染水関連の定例会見で「日本政府がIAEAに対して100万ドル(約1億4290万円)ないし100万ユーロを提供した」というわいろ説を扱ってグロッシ事務局長の面前で同じような発言を扱った放送は「フェイクニュースと確認した」として言及を自制した。

9日に面談が行われた国会本庁民主党院内代表室の窓の外側では親民主党志向のユーチューバーや権利党員が集まって「グロッシ、Go Home」「このXX、日本からカネをどれくらいもらったのか」といったような暴言が飛び交った。国会議事堂境内の集会・デモは「集会およびデモに関する法律」第11条によって原則的に禁止されている。


朴次長はこれとに関連して「我々が3週前にファクト確認を経て説明し、日本政府がフェイクニュースであることを確認したことがある。追加的ファクトのない主張」としながら「特にこれがメディアに引用されたり報道されたりすることには一層の注意が必要だ」とした。

一方、朴次長はIAEAが2・3次試料分析結果が出なかった状況で1次分析結果だけを用いて総合報告書を発表したという指摘については「1次モニタリングと2・3次モニタリングはその方法と目的で違いがあり、このような違いが総合報告書に含めるかどうかに影響を与えることになったとみられる」と説明した。

1次試料は多核種除去設備(ALPS)浄化を経た汚染水の放射能濃度を測定するK4タンクから、2・3次試料は一般貯蔵タンクであるG4タンクから採取されたと説明した。

朴次長は「日本側の放流実施計画の現実性を評価する時、核心は2・3次試料を採取した一般貯蔵タンクの中の汚染水濃度ではなく、1次試料を採取したK4タンクで正確に核種濃度をしっかり把握する能力だと考えなければならない」と強調した。

グロッシ事務局長が「日本側が汚染水を安全に処理して放流すれば、福島水産物も汚染されないだろう」と言及したことに対しては「このような発言が既存の福島近隣海域が汚染されなかったとか、福島産水産物を摂取しても大丈夫だという主張とは全く違うということは記者のほうがよく知っているだろう」と話した。

朴次長はあわせて「IAEA総合報告書が日本産水産物輸入禁止措置といかなる因果関係もないということを改めて強調する」と明らかにした。



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