ロシアのプーチン大統領
彼はこの日公開されたドイツ日刊紙ビルトとのインタビューで「ウクライナは資金と武器がない状態で、(西側の)支援が提供されたおかげで戦闘を持続できている。(いまのような状況では)これ以上主権国家と言うことはできない」とした。その上で「ウクライナと西側の協力はすでに失敗したのが現実。平和がいつ実現されるかは米国にかかっている」とも主張した。
彼は「ウクライナがロシアとの戦争で勝利できるという考えは誤った認識で、そのような結末は可能でない。紛争初期に本格的な交渉がされていたなら多くの死傷者を避けることができただろう」とも話した。また「初めから私はこの紛争が世界的な戦争やそれに匹敵する規模の戦争に変質するように容認してはならないと考えた。この戦争は起きるべきでなく、平和交渉だけが命を救うことができる」と話した。
オルバン首相は国際刑事裁判所(ICC)がプーチン大統領に発行した逮捕状と関連し、「戦争が終わった後に戦争犯罪に関し話せるだろう。休戦と対話を望むならば紛争当事者が交渉のテーブルに座るよう説得しなければならない」と話した。また「交渉のテーブルに座って『テーブルに来い、そうしたら逮捕する』と話すのは悪い考え。対話に向けては代表団首長が必要なだけに、いますぐ(プーチンの)戦争犯罪容疑を取り上げるのは絶対的に不適切だ」と主張した。
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