パドマ大橋はバングラデシュ最大の国策事業と呼ばれる。[写真 韓国道路公社]
パドマ大橋などにバングラデシュ国民の関心が集まるのは単に先端システムのためだけではない。バングラデシュでは異例の女性収受員を採用するためだ。働き口が不足するバングラデシュでは女性が職を求めるのが難しい上に、料金収受業務もやはり男性が専門で担当してきた。
現在パドマ大橋に設置された2カ所の料金所にはそれぞれ8人と6人の14人の女性収受員が勤務中だ。現場で会った収受員として働く23歳の女性は「大学卒業後初めての職場で勤務環境がとても良く周りがみんなうらやむ。女性が働く機会をもう少し持てたら良いだろう」と話した。N8高速道路も女性収受員採用を計画中だ。
事業団のイ・ハンジン副団長は「女性人権運動家出身であるハシナ首相がパドマ大橋に来るとき時は女性収受員を配置して通行料金を受け取らせているが現地の反応がとても良い。円滑な事業とともにバングラデシュ女性の社会進出を助ける役割もしている」と話した。
また、事業団では防犯カメラの設置と確認を通じて、通行料だけ受け取り領収証を発給しなかった収受員20人を摘発して解雇するなど不正行為と通行料取りはぐれを防ぐのにも力を入れている。コンファエンジニアリング・バングラデシュ支社のキム・ヒド支社長は「道路公団が現地で韓国の優秀な道路運営管理システムをアピールし、また輸出するのに大きな役割をすることになるだろう」と期待した。
道路公団がバングラデシュ最大の国策事業というパドマ大橋とN8高速道路の管理運営権を獲得することになった理由は2014年に遡る。当時道路公団は韓国のエンジニアリング企業、バングラデシュ企業などと企業連合を構成してパドマ大橋管理サービスを引き受けた。
ところが中国企業が担当するパドマ大橋の建設は相当な難工事だったという。パドマ川の川底を100メートル以上掘ってパイルを打ち込んでも軟弱な地盤のせいで支持力を確保するのが極めて困難だった。発注元であるバングラデシュ橋梁庁が欧州の有名機関にも諮問を求めたがこれといった解決策を見つけることはできなかった。
こうした厳しい状況で韓国道路公団道路交通技術院と高麗(コリョ)大学の地盤研究チームが協力を通じてパイル下段部にコの字型のコンクリート構造物を重ねるグラウティング工法を採用して橋梁建設に必須の支持力確保案を見つけ出した。
そのおかげでパドマ大橋は無事に建設され、発注元の信頼を得て管理運営権も獲得することができた。バングラデシュ橋梁庁のペルドス本部長は「パドマ大橋建設過程で道路公団の技術力と成果を確認し管理運営を任せることになった」と話した。パク団長は「パドマ大橋とN8高速道路の管理運営を足がかりに現在建設されているという他の高速道路にも進出する計画」と明らかにした。
4兆ウォン投じたバングラデシュのパドマ大橋…韓国の「ハイパス」設置(1)
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