丹東の鴨緑江鉄橋と隣接したところにある平壌高麗食堂。最近、従業員ビザ発行の中断で付近のユギョン食堂と共に閉鎖された。 シン・ギョンジン特派員
読売新聞は25日、北朝鮮の風景から中国の過去を思い出す人たちが増え、中朝国境地帯で観光客が増えていると報じた。中国丹東市で鴨緑江(アムノッカン)を背景にチマチョゴリを着て写真を撮る中国人の60代の女性は「幼い頃の中国のようにのどかな印象で懐かしい」と話した。ある20代の女性は「SNSで北朝鮮を背景に写真を撮るのがはやっている。気になって来た」と語った。
丹東市の旅行会社は、新型コロナ事態が落ち着いてから北朝鮮旅行を希望する人が増え、4時間ほど丹東市内を回って北朝鮮を望む観光プログラムを考案した。丹東市は北朝鮮新義州(シンウィジュ)につながる北朝鮮と中国の関門。同紙は「北朝鮮への旅行経験があるという中国人はSNSで『北朝鮮の庶民は1970、80年代の中国人を感じさせ、素朴だ』と紹介している」と伝えた。
丹東市によると、連休期間だった4月29日-5月3日に観光客数は約103万人と、コロナ以前の2019年の同じ期間に比べて20万人ほど増えた。20%を超える増加だ。丹東市から観光客が入ってくる鴨緑江周辺では北朝鮮の紙幣やバッジを販売する土産物店が並び、飲食店では大同江(テドンガン)ビールを提供している。
こうした異色の観光の人気が北朝鮮の核開発につながるという懸念もある。同紙は「韓国政府関係者は国境地域での旅行者増加が北朝鮮が外貨を稼ぐ好機になっていると危惧している」と伝えた。土産物店や北朝鮮レストランの売り上げが北朝鮮に流れることになれば、核ミサイル開発を続けるための主要な資金源になると懸念しているのだ。
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