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「13歳の長女が英雄」 アマゾンのジャングルから生還した4きょうだい

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

アマゾンの密林の様子。[写真 Pixabay]

猛獣や毒蛇が潜むアマゾンのジャングルで40日間行方不明だったが奇跡的に救助されたコロンビアの子ども4人の生存記が次々と伝えられている。

10日(現地時間)、英国ガーディアンやスペインEFE通信などによると、コロンビア・ボゴタ中央軍事病院のカルロス・リンコン・アランゴ将軍は「総合検査の結果、子どもたちは命を脅かされてはおらず、臨床的にかなり良い状態であることが確認された」と明らかにした。




4きょうだいの祖父であるフィデンシオ・バレンシアさんは「飛行機が墜落したとき、子どもたちが積み荷の中からファリーニャ(farina)を取り出してそれを食いついないでいた」と話した。ファリーニャはキャッサバ穀物粉の一種だ。バレンシアさんによると、子どもたちは種を食べ始め、このことも生存に役に立ったと伝えられた。現地アマゾン原住民団体は「子どもたちが生き延びたことは、とても幼いころから母親から学び練習した自然環境に対する知識があったことを表している」と話した。

これに先立ち、コロンビア当局は前日、アマゾンのジャングルで子どもたちを発見し、ヘリコプターなどでボゴタに移送したと発表した。軽飛行機墜落事故から40日目を迎える日だった。「奇跡の子どもたち」はレスリー・ムクトゥイさん(13歳)、ソレイニー・ムクトゥイ君(9歳)、ティエン・ノリエル・ロノク・ムクトゥイ君(4歳)、クリスティン・ネリマン・ラノク・ムクトゥイ君(1歳)だ。飛行機に同乗した子どもたちの母親やパイロットら3人は事故から15日後に全員遺体で発見された。

事故直後、コロンビア当局は軍人や原住民ボランティア団など200人余りと探知犬を動員して捜索活動を行った。ジャングルで子どものテニスシューズ、おむつ、哺乳瓶、食べ残した果物のかけらなどが見つかり、子どもたちが生きているかもしれないという希望が大きくなった。その後も木の枝やはさみ、リボンなどで作られた臨時避難所を見つけ、近くに小さな足跡も発見した。子どもたちは墜落地点から約3.2キロ離れたところで救助された。クスタボ・ペトロ大統領と共に、子どもたちが入院している病院を訪ねたベラスケス・ゴメス国防長官はレスリーさんに対して、ジャングルの知識を利用して3人の弟たちを世話した「英雄」と褒め称えた。子どもたちの祖母であるファティマ・バレンシアさんは「レスリーが戦士のような性格を持っている」と伝えた。

英国イースト・アングリア大学のカルロス・ペレス教授(熱帯林生態学)は「同じ年代の西洋の子どもたちだったら死んでいただろう」としながら「子どもたちの森に対する知識が生存に役立った」と話した。



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