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居直り中国…韓国の駐中大使を招致(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

邢海明駐韓中国大使が8日午後にソウル中国大使官邸で「共に民主党」の李在明代表と夕食をともにしている。キム・ヒョンドン記者

中国官営新華社も10日、邢大使が李在明代表にした「ベッティング」発言を擁護した。新華社が運営する微信の公式アカウント「牛弾琴」はこの日、「駐韓中国大使が残したこの言葉は実に的を得ている」というコメントを掲載し、「現在、中国が負けるほうにベッティングした者はその後必ず後悔するだろう」と強調した。牛弾琴は「興味深いことに、韓国は正確に対応できなかったことはおろか、調子にさえ乗った」として邢大使招致を皮肉として言及した。そのうえで「韓国よ、韓国よ。多くのことについて、3、4回は考えたうえで行動するべきだ。その時が来てまた後悔するな」と締めくくった。

中国は政府関係者が「度を越す」発言をした後、韓国の抗議にもかかわらず議論になった発言を擁護したり官営メディア等を通して拡大・再生産したりするパターンを繰り返している。今年4月にも汪報道官の「不容置喙」発言に対して韓国外交部が邢大使を招致すると、中国は約1カ月間にわたり政府レベルでは極端表現を控えつつも官営メディアを動員して「韓国外交の国格が粉々になった」などとして反韓世論を助長した。在中国韓国大使館が先月4日、「低級な表現で韓国の外交政策に対して偏った見解で蔑視した」という抗議の書簡を送ったが、中国は「メディアの観点は中国国内の民意を反映している」(汪外交部報道官、先月8日)と口を挟んだ。

啓明(ケミョン)大学人文国際大学のイ・ジヨン教授は「韓国の内政に干渉する挑発的言動を通じて内部の忠誠争いのための実績を積み、韓国の政治地形を巧妙に利用して野党と共に尹錫悦(ユン・ソクヨル)政府を批判しようとする中国の攻勢がしばらく続く可能性がある」とし「ただし、このような形はただでさえ深刻な反中感情をさらに刺激するだけにすぎず、中国に相対的に友好的な野党をさらに守勢に追い込むだろう」と話した。


前職外交部高位当局者は「外交使節が駐在国の外交全般を貶めて『必ず後悔する』と言うのは、韓国国民全体の自尊心を傷つける行為」とし「中国の『戦狼外交』は自国にとっても百害あって一利なしで、長期的には世界中のどの国も中国を友好的に対応しなくなるだろう」と話した。外交界では「戦狼外交の筆頭に挙げられる秦剛外交部長が昨年末に就任してフィルリングされていない攻勢的メッセージが増えた」という見方もある。

与党は李代表と邢大使の会合に対して3日連続で攻撃を続けた。国民の力の金起ヒョン(キム・ギヒョン)代表は11日、フェイスブックに「大韓民国院内第1党代表が中国大使の家に訪ねて行って侮辱を受けても抗議の一言もできないのに、何の『国益外交』をしたというのか」と批判した。同党所属で元将軍の申源湜(シン・ウォンシク)議員はこの日フェイスブックに「政府は挑発的妄言を繰り返す邢大使を『ペルソナ・ノン・グラータ』(外交上忌避人物)に指定して追放せよ」と主張した。

これに先立って李代表は10日、明洞聖堂(ミョンドンソンダン)で開かれた6・10民主抗争記念式典後に記者団と会い、「当然中国政府のそのような態度は然るべきものではない」として一歩後退した。


居直り中国…韓国の駐中大使を招致(1)

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