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プーチン大統領「来月7、8日、ベラルーシに戦術核配備開始」

ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版
ロシアのプーチン大統領が来月7、8日にベラルーシに戦術核兵器配備作業を始めると9日(現地時間)、明らかにした。ベラルーシはウクライナと隣接するロシアの軍事的同盟国だ。

ロイター通信によると、プーチン大統領はこの日、ロシアのソチでベラルーシのルカシェンコ大統領と会い、「すべてが計画通りに進んでいる。施設準備が完了すれば直ちに(戦術核兵器を)配備する」と述べた。

ロシアとベラルーシは先月25日、ロシアの戦術核をベラルーシに配備することで合意したと発表し、配備準備作業が始まったと明らかにした。プーチン大統領が3月25日にベラルーシに戦術核を配備すると発表してから2カ月後だ。ロシアはすでに核弾頭搭載が可能なイスカンデル弾道ミサイルシステムをベラルーシに引き渡したという。


ベラルーシで戦術核兵器の配備が完了する場合、1996年以来27年ぶりにロシアの核兵器が領土外に出る。ベラルーシも1996年に核兵器をロシアに返還して以来27年ぶりに核兵器を保有する。この場合、ウクライナだけでなく北大西洋条約機構(NATO)の東部境界の目の前にロシアの核兵器が置かれることになる。ベラルーシはNATO加盟国のポーランド、リトアニア、ラトビアと隣接している。

戦術核は都市全体を破壊できる戦略核に比べて相対的に威力が小さく、局地戦で使用するよう設計された核兵器。ロイターによると、米国は欧州に配備された戦術核弾頭100個を含む200個を保有しているのに対し、ロシアは2000個を保有中と推定される。

ロシアの海外戦術核配備がベラルーシを越えて他国に拡大するという懸念もある。CNNは「ロシアが核の脅威を強めていく中、ルカシェンコ大統領の発言は世界的な核拡大に対する強い懸念ももたらす」と伝えた。



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