米国を国賓訪問した尹錫悦大統領が4月24日午後(現地時間)、訪米初日程でワシントンD.C.迎賓館接見室で世界大手ネットフリックスの最高経営陣テッド・サーランドス氏と接見した。[写真 大統領室写真記者団]
尹錫悦大統領夫妻が最近、ネットフリックス(Netflix)の共同最高経営者(CEO)テッド・サーランドス氏からこのように始まる一通の手紙が届いたと、大統領室の主要関係者が6日、伝えた。同関係者が伝えた手紙のの序盤は以下のようだった。
「4月の国賓訪米中にブレアハウス(米国政府の公式迎賓館)でネットフリックス一行を歓待し、有意義な投資計画発表の場を作っていただいたことに改めて御礼を申し上げます。韓国を愛する米国国民の一人として、大統領の上下院合同演説を印象深く見守りました」
また、サーランドス氏は「私とネットフリックス構成員も韓国と米国の文化同盟に貢献し、引き続き立派なK-コンテンツを全世界に発信するように最善を尽くしていきたいです」と書いた。特に「(金建希)夫人が要請した通り、ネットフリックスは韓国の新人俳優、監督、作家発掘に努力することで韓国の映像作品が全世界で持続的に愛されるようにする機会の窓になります」と伝えた。
そして、自分の訪韓予定も伝えた。大統領室関係者は「サーランドス氏が6月20~21日に訪韓し、韓悳洙(ハン・ドクス)首相などをはじめとする主要人物と面会する予定」とし「尹大統領の25億ドル(約3500億円)セールスの成果が現実化し始めた」と伝えた。尹大統領は4月24日(現地時間)、米国国賓訪問初の公式日程としてサーランドス氏と接見したが、この席でサーランドス氏は4年間、韓国ドラマ・映画などに25億ドルを投資すると明らかにした。
大統領室によると、今回の訪韓中にサーランドス氏を含む多数のネットフリックス役員は「韓国映画学徒との対話」も行う予定だ。ただ、尹大統領夫妻に直接会うかどうかは未定だ。
サーランドス氏の手紙は今回が2回目だ。1月末、ネットフリックスに提案したK-コンテンツ投資をめぐる議論が終盤に至るごろ、サーランドス氏は尹大統領夫妻に手紙を送ったことがある。
当時、尹大統領は返信を送ったが、サーランドス氏はその手紙の一節から深い印象を受けたと伝えられた。「アリゾナビデオショップを立派に管理した19歳の若者から世界的なコンテンツ企業のトップとして生まれ変わった代表の努力と才能を韓国の若者が学ぶ機会を待っております」という内容だった。サーランドス氏は幼年時代からビデオ店で働きながら映像と文化コンテンツに関する感覚を育てたが、尹大統領がこれに触れて驚いたということだ。ネットフリックス側は「CEOの青年時代と韓国若者への機会、そして今回の投資を絶妙に結び付けた部分だった」として「返信を一緒に読んだネットフリックス最高経営陣の間で賛辞が出た」と伝えた。
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