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ロッテ、韓国・日本に「双子TF」発足…「長男引き継ぎ準備」の見方も

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

辛東彬ロッテグループ会長の長男、シン・ユヨル常務 写真=ロッテ

ロッテグループが韓国と日本に「未来成長タスクフォース(TF)」という双子の組織を設置した。ロッテ側は未来の事業を発掘して韓日シナジーを創出するための組織だと説明している。一部では辛東彬(シン・ドンビン、重光昭夫)ロッテグループ会長の長男、ロッテケミカルのシン・ユヨル常務の引き継ぎ準備を担当する組織ではという解釈も出ている。

財界によると、ロッテ持株は今年初め、イ・フンギESG経営革新室長(社長)の傘下に未来成長TF組織を発足させた。首席(部長)級チーム長を含む計4人で構成された。日本語・英語に堪能で、セブンイレブンなど系列会社の企画責任者が配置されたという。日本ロッテホールディングスにも韓国と同じTFを設置し、協業のために随時意思疎通することにした。

このTFがオーナー一家の3世引き継ぎ作業まで引き受けるのではという見方もある。シン常務は日本ロッテホールディングスでは企画担当業務を担当し、韓国ロッテケミカルでは常務を務める。


ロッテ関係者は「あまりにも先走った解釈」として否認した。シン常務が主要系列会社の株式を保有せず、引き継ぎに言及しにくい状況という説明だ。その代わり「最近、玉塚元一日本ロッテホールディングス代表が現地メディアのインタビューで韓日統合経営の重要性を強調した」と答えた。

しかしシン常務は昨年末の昇進以降、辛会長の主な日程に同行しながら経営の幅を広げている。先月は韓国ロッテ支配構造の頂点にある象徴的な系列会社、ホテルロッテの創立50周年記念式にも姿を見せた。

シン常務は1986年生まれ、早ければ来年帰化し、ロッテグループの3世経営を本格化すると予想する人たちもいる。兵役法によると、入営義務免除年齢は満38歳だからだ。株式保有など引き継ぎ作業も必要な状況だ。

一方、辛会長は最近、日本ロッテホールディングスの一部系列会社代表を交代し、日本ロッテホールディングスの筆頭株主である光潤社の株式10株ずつを日本人の新任代表と遵法担当役員に渡した。公示によると、日本ロッテ19社が韓国ロッテ13社に投資している。日本19社のうち14社で辛会長が代表取締役だ。



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