世界最大の自動車企業トヨタのフラッグシップモデル「クラウン」が韓国で発表された。価格は5000万ウォン台で、ヒョンデ(現代自動車)グレンジャーハイブリッドより1000万ウォン(約106万円)以上高い。
トヨタコリアは5日、ソウル江南区(カンナムグ)のソウルオークション江南センターで国内取材陣を対象にクラウン発表行事を開いた。トヨタコリアの今山学社長は「クラウンは69年間続いているモデルで、トヨタのラインナップの中で最も長い歴史を誇る」と紹介した。
◆韓国法人設立以降初めてクラウン輸入
「王冠」という意味を持つクラウンはトヨタが1955年に出した最初の量産型モデルで、第16世代まで販売されている。セダンとSUVを結合したクロスオーバーを主軸にセダン、スポーツ、エステートの4つのタイプがある。初期モデルは1967-72年に大宇自動車の前身・新進自動車の仁川富平(プピョン)工場(現GM事業場)で生産された。韓国では1972年に登場した「ニュークラウンS」モデル以降、販売が中断した。今回のクラウン販売は2000年にトヨタの韓国法人が設立されて以降初めて。
韓国で販売されるモデルは「クラウン・クロスオーバー」だ。2.5Lハイブリッド(HEV)と2.4Lデュアル ブーストHEVの2種類のパワートレインで販売される。2.5L HEVの複合燃費は17.2キロで、価格は5670万ウォン。2.4Lデュアル ブーストHEVにはトヨタが開発・製作したバイポーラ型ニッケル-メタルバッテリーが搭載された。他の自動車会社のバッテリーより部品数を減らしたのが特徴だ。後輪は高性能モーターで駆動する。複合燃費は11キロ、価格は6480万ウォン。韓国国内では100台限定販売となる。
トヨタコリアのイ・ビョンジン常務は「前輪と後輪の駆動力比率を100対0から20対80まで変化させ、安定した走行性を発揮するように設計された」と述べた。この日、オンラインで公開行事に出席した本間裕二プロジェクトゼネラルマネージャーは「燃費と効率性を共に追求する顧客、多様なスペックと高級性能を要求する顧客がいて、100台に限定して多くの仕様を見せようとした」と伝えた。
韓国輸入車協会(KAIDA)によると、今年1-5月のトヨタとレクサスの販売台数は8307台と、前年同期(4647台)比78.7%増加した。トヨタ、ホンダなど日本車の販売台数は2018年の4万5253台から昨年は1万6991台に落ち、2007年以降で最低の販売台数となった。徴用被害者賠償判決の後、日本政府が半導体・ディスプレー素材の韓国輸出を規制した2019年以降4年連続で減少したが、今年に入って反騰した。
トヨタは今年、韓国市場にハイブリッドモデルを中心に新車8モデルを出す攻撃的な販売戦略を立てた。トヨタコリアのカン・デファン常務は「クラウンは2月に登場したRAV4プラグインハイブリッド(PHEV)モデルに続いて電動化車両の選択肢を提供するという意志を見せると同時にトヨタの新しい転換点となる2番目のモデル」と述べた。
トヨタコリアは5日、ソウル江南区(カンナムグ)のソウルオークション江南センターで国内取材陣を対象にクラウン発表行事を開いた。トヨタコリアの今山学社長は「クラウンは69年間続いているモデルで、トヨタのラインナップの中で最も長い歴史を誇る」と紹介した。
◆韓国法人設立以降初めてクラウン輸入
「王冠」という意味を持つクラウンはトヨタが1955年に出した最初の量産型モデルで、第16世代まで販売されている。セダンとSUVを結合したクロスオーバーを主軸にセダン、スポーツ、エステートの4つのタイプがある。初期モデルは1967-72年に大宇自動車の前身・新進自動車の仁川富平(プピョン)工場(現GM事業場)で生産された。韓国では1972年に登場した「ニュークラウンS」モデル以降、販売が中断した。今回のクラウン販売は2000年にトヨタの韓国法人が設立されて以降初めて。
韓国で販売されるモデルは「クラウン・クロスオーバー」だ。2.5Lハイブリッド(HEV)と2.4Lデュアル ブーストHEVの2種類のパワートレインで販売される。2.5L HEVの複合燃費は17.2キロで、価格は5670万ウォン。2.4Lデュアル ブーストHEVにはトヨタが開発・製作したバイポーラ型ニッケル-メタルバッテリーが搭載された。他の自動車会社のバッテリーより部品数を減らしたのが特徴だ。後輪は高性能モーターで駆動する。複合燃費は11キロ、価格は6480万ウォン。韓国国内では100台限定販売となる。
トヨタコリアのイ・ビョンジン常務は「前輪と後輪の駆動力比率を100対0から20対80まで変化させ、安定した走行性を発揮するように設計された」と述べた。この日、オンラインで公開行事に出席した本間裕二プロジェクトゼネラルマネージャーは「燃費と効率性を共に追求する顧客、多様なスペックと高級性能を要求する顧客がいて、100台に限定して多くの仕様を見せようとした」と伝えた。
韓国輸入車協会(KAIDA)によると、今年1-5月のトヨタとレクサスの販売台数は8307台と、前年同期(4647台)比78.7%増加した。トヨタ、ホンダなど日本車の販売台数は2018年の4万5253台から昨年は1万6991台に落ち、2007年以降で最低の販売台数となった。徴用被害者賠償判決の後、日本政府が半導体・ディスプレー素材の韓国輸出を規制した2019年以降4年連続で減少したが、今年に入って反騰した。
トヨタは今年、韓国市場にハイブリッドモデルを中心に新車8モデルを出す攻撃的な販売戦略を立てた。トヨタコリアのカン・デファン常務は「クラウンは2月に登場したRAV4プラグインハイブリッド(PHEV)モデルに続いて電動化車両の選択肢を提供するという意志を見せると同時にトヨタの新しい転換点となる2番目のモデル」と述べた。
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