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コピーライターまで…チャットGPT発の高所得専門職失業が始まった(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
米ホワイトハウスも昨年12月に発表した報告書で「AIは反復的でない作業を自動化できる潜在力を持っており、多くの人材を潜在的混乱にさらしかねない」と警告した。ワシントン・ポストの報道によると、米ペンシルベニア大学ウォートン校のイーサン・モリック教授は「過去の自動化の脅威は難しく汚く反復的な作業に関するものだったが、いまは高学歴が必要な最も高所得であり創意的なことを正面から狙う」とした。

アップグレードされたAIが創造的業務まで遂行しホワイトカラー職種を中心に雇用再編の可能性も提起される。3月に米投資銀行のゴールドマン・サックスは、生成型AIが世界で約3億件の正規職の雇用を減少させる恐れがあるとした。特にゴールドマン・サックスは事務職のようなホワイトカラーの雇用が建設労働者よりもっと危険なものと予測した。肉体労働はAIで代えにくいためだ。

米国のホワイトカラー雇用はすでに減少傾向だ。ウォール・ストリート・ジャーナルも非営利団体エンプロイ・アメリカの統計を引用して3月までの2022年度に米国のホワイトカラーの失業者が15万人増加したと報道した。ジップリクルーターによると政策金利が急激に上がった昨年6月から昨年11月にかけてホワイトカラーの代表的業種である技術職分野で35.7%、経営職分野で32.2%、法律職分野で31.3%、採用広告が急減した。


◇米国、技術・経営・法律職の採用広告急減

同紙は今後景気が良くなってもこれらの雇用がAIなどで代替される可能性が高いと指摘した。実際に英移動通信最大手のBTグループはAIなど新技術導入により2030年まで全社員の最大42%に当たる5万5000人を減らすと発表した。IBMも5年以内に業務支援分野の社員7800人をAIに変えると明らかにした。最近大規模なリストラを断行したメタのザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は「社員が去った穴は今後も埋められない可能性が大きい」とした。

ただAIがホワイトカラーの雇用を代替するには正確度と水準の面でまだ限界があるという指摘もある。実際にワシントン・ポストは技術専門メディアCNETがAIで作成した記事77件を送出したが、事実関係をめぐる問題でAIの活用を最近中断したと報道した。米国摂食障害協会(NEDA)も摂食障害患者の相談にチャットボットを使ったが、むしろ過度なダイエットを勧めたためサービスを中断した。韓国文学翻訳院も最近AI翻訳と人間翻訳を模擬比較実験した結果、「現水準のAI翻訳機は平凡な翻訳の最大値まで行くことはできても創造的水準へ超えられない」と明らかにした。

UCLAのセラ・ロバーツ副教授は同紙とのインタビューで「AIのエラーにより企業のコストが増えることもある。チャットGPTを業務に導入した企業が性急に出たのかもしれない」と指摘した。


コピーライターまで…チャットGPT発の高所得専門職失業が始まった(1)

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