「クリントン前大統領もセクハラにかかわったがだれもそれを大きな問題と考えなかったです」(ローリー・トスさん、54)
「私はトランプ氏が本当に好きです。彼は(大統領在任中)見事に統治しました」(メアリー・エックハルトさん、81)、
米ワシントン・ポストが全国単位の選挙の主要激戦地であるペンシルベニア州で最近インタビューした女性有権者は各種セックススキャンダルに包まれているのにもかかわらずトランプ前大統領を支持する理由としてこのように話した。
同紙は有名コラムニストのE・ジーン・キャロルさんに対する性的暴行と名誉毀損容疑でトランプ前大統領に500万ドルの損害賠償を命じたニューヨーク南部連邦裁判所陪審員団の9日の評決が出た数日後に代表的な接戦州に挙げられるペンシルベニア州の女性有権者10人ほどにインタビューした。同紙は「インタビューに応じた女性は評決のニュースにほとんど動揺しなかった。ある人は、男は男だからそんなこともあると片付け、また別の人はトランプ氏を引き下ろそうとする民主党の広範囲な試みの一環だと一蹴した」とインタビュー結果を伝えた。
同紙がインタビューした女性有権者の大部分は「きょう選挙を行うならバイデン大統領とトランプ前大統領中のどちらに投票するか」という問いに、「トランプに入れる」と話したという。「バイデン氏に対する本能的嫌悪感」と「経済的困難」を投票要因に挙げながらだ。
自動車修理店で働くローリー・トスさんは、「クリントン元大統領は当時20代のホワイトハウスのインターン、モニカ・ルウィンスキーさんとの不適切な関係で非難を受け、偽証のため弾劾された。すべての男たちはみんなそうだと思う」と同紙に話した。クリントン元大統領は尋問過程で「ルインスキーと性的関係を持ったことはない」と否認して偽証と司法妨害容疑で1998年12月に下院で弾劾訴追案が可決されたが上院弾劾裁判で棄却され2001年1月まで予定された任期を終えた。
ペンシルベニア州ノーサンプトンの共和党員であるメアリー・エックハルトさんは「トランプ氏が再び出馬することを望もう。彼がとても好きだ。彼は予備選挙で勝利できることをわかっている」と話した。トランプ前大統領がバイデン大統領に敗北した2020年の大統領選挙を「盗まれた」と信じているというスーザン・コーウェル氏はトランプ氏に対する性暴行賠償金支給評決をめぐり「(バイデン政権の)煙幕」と主張した。
トランプ前大統領のセックススキャンダルに軽蔑を示す一部女性もバイデン大統領との仮想対決ではトランプ氏の手を上げた。救急医療技師として働き2人の子を持つメリッサ・デニスさん(33)は女性に対するトランプ氏の態度を「不快。ごみのようだ」としながらも、「トランプ氏とバイデン氏の2人のうち1人を選択しなくてはならないなら当然トランプ氏」と話した。
デニスさんが最も重要と考える投票要因は経済だ。彼女は「私の夫と私は熱心に働いているがトランプ氏が大統領だった時はもっと稼げていた」と話す。同紙によると、バイデン政権になり米国経済はトランプ政権時代よりも良い成果を見せているが、記録的に上昇した物価がバイデン政権に悪材料になっている。同紙は「バイデン大統領就任後2年間にどの大統領より多くの雇用を創出し、失業率は数十年ぶりの低さ。しかし多くの有権者は2年間で大きく上昇したインフレにより状況がさらに悪化したと認識している」と伝えた。
24日にフロリダ州のデサンティス知事が大統領選挙出馬を宣言して火がついた共和党の党内選レースでトランプ前大統領は事実上独走状態だ。24日に公開されたFOXニュースの世論調査(19~22日実施)で共和党支持性向有権者のうちトランプ氏を支持する割合は53%で半分を超え、トランプ氏の対抗馬を自任するデサンティス知事は20%にとどまった。同じ世論調査でトランプ氏は▽43%(2月19~22日実施)▽54%(3月24~27日実施)▽53%(4月21~24日実施)と堅固に1位を維持したのに対し、デサンティス知事は▽28%(2月19~22日実施)▽24%(3月24~27日実施) ▽21%(4月21~24日実施)とはっきり下降傾向が感じられる。
トランプ前大統領は最近CNNとのインタビューで自身と法廷争いをしたコラムニストのキャロルさんを「いかれた人」と話してキャロルさんから名誉毀損容疑で追加で訴訟を起こされた。だが同紙は「新しい主張が出たからとトランプ氏を支持する女性の心が変わったりはしないものとみられる」とした。世論形成において性別が及ぼす役割を研究する公共宗教研究所のメリッサ・デックマン所長は「党派性は米国政治で非常に強力な麻薬。相手政党の人物を選ぶことをはるかに悪いと考えるのでセクハラ程度は喜んで無視したり軽視する」と分析した。
「私はトランプ氏が本当に好きです。彼は(大統領在任中)見事に統治しました」(メアリー・エックハルトさん、81)、
米ワシントン・ポストが全国単位の選挙の主要激戦地であるペンシルベニア州で最近インタビューした女性有権者は各種セックススキャンダルに包まれているのにもかかわらずトランプ前大統領を支持する理由としてこのように話した。
同紙は有名コラムニストのE・ジーン・キャロルさんに対する性的暴行と名誉毀損容疑でトランプ前大統領に500万ドルの損害賠償を命じたニューヨーク南部連邦裁判所陪審員団の9日の評決が出た数日後に代表的な接戦州に挙げられるペンシルベニア州の女性有権者10人ほどにインタビューした。同紙は「インタビューに応じた女性は評決のニュースにほとんど動揺しなかった。ある人は、男は男だからそんなこともあると片付け、また別の人はトランプ氏を引き下ろそうとする民主党の広範囲な試みの一環だと一蹴した」とインタビュー結果を伝えた。
同紙がインタビューした女性有権者の大部分は「きょう選挙を行うならバイデン大統領とトランプ前大統領中のどちらに投票するか」という問いに、「トランプに入れる」と話したという。「バイデン氏に対する本能的嫌悪感」と「経済的困難」を投票要因に挙げながらだ。
自動車修理店で働くローリー・トスさんは、「クリントン元大統領は当時20代のホワイトハウスのインターン、モニカ・ルウィンスキーさんとの不適切な関係で非難を受け、偽証のため弾劾された。すべての男たちはみんなそうだと思う」と同紙に話した。クリントン元大統領は尋問過程で「ルインスキーと性的関係を持ったことはない」と否認して偽証と司法妨害容疑で1998年12月に下院で弾劾訴追案が可決されたが上院弾劾裁判で棄却され2001年1月まで予定された任期を終えた。
ペンシルベニア州ノーサンプトンの共和党員であるメアリー・エックハルトさんは「トランプ氏が再び出馬することを望もう。彼がとても好きだ。彼は予備選挙で勝利できることをわかっている」と話した。トランプ前大統領がバイデン大統領に敗北した2020年の大統領選挙を「盗まれた」と信じているというスーザン・コーウェル氏はトランプ氏に対する性暴行賠償金支給評決をめぐり「(バイデン政権の)煙幕」と主張した。
トランプ前大統領のセックススキャンダルに軽蔑を示す一部女性もバイデン大統領との仮想対決ではトランプ氏の手を上げた。救急医療技師として働き2人の子を持つメリッサ・デニスさん(33)は女性に対するトランプ氏の態度を「不快。ごみのようだ」としながらも、「トランプ氏とバイデン氏の2人のうち1人を選択しなくてはならないなら当然トランプ氏」と話した。
デニスさんが最も重要と考える投票要因は経済だ。彼女は「私の夫と私は熱心に働いているがトランプ氏が大統領だった時はもっと稼げていた」と話す。同紙によると、バイデン政権になり米国経済はトランプ政権時代よりも良い成果を見せているが、記録的に上昇した物価がバイデン政権に悪材料になっている。同紙は「バイデン大統領就任後2年間にどの大統領より多くの雇用を創出し、失業率は数十年ぶりの低さ。しかし多くの有権者は2年間で大きく上昇したインフレにより状況がさらに悪化したと認識している」と伝えた。
24日にフロリダ州のデサンティス知事が大統領選挙出馬を宣言して火がついた共和党の党内選レースでトランプ前大統領は事実上独走状態だ。24日に公開されたFOXニュースの世論調査(19~22日実施)で共和党支持性向有権者のうちトランプ氏を支持する割合は53%で半分を超え、トランプ氏の対抗馬を自任するデサンティス知事は20%にとどまった。同じ世論調査でトランプ氏は▽43%(2月19~22日実施)▽54%(3月24~27日実施)▽53%(4月21~24日実施)と堅固に1位を維持したのに対し、デサンティス知事は▽28%(2月19~22日実施)▽24%(3月24~27日実施) ▽21%(4月21~24日実施)とはっきり下降傾向が感じられる。
トランプ前大統領は最近CNNとのインタビューで自身と法廷争いをしたコラムニストのキャロルさんを「いかれた人」と話してキャロルさんから名誉毀損容疑で追加で訴訟を起こされた。だが同紙は「新しい主張が出たからとトランプ氏を支持する女性の心が変わったりはしないものとみられる」とした。世論形成において性別が及ぼす役割を研究する公共宗教研究所のメリッサ・デックマン所長は「党派性は米国政治で非常に強力な麻薬。相手政党の人物を選ぶことをはるかに悪いと考えるのでセクハラ程度は喜んで無視したり軽視する」と分析した。
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