資料写真(写真は記事の特定内容と関係ありません)[Pixabay]
28日、中国官営中国中央テレビによると、前日中国四川省の臥竜国家級自然保護区管理局は過去4年間にわたって白パンダを追跡して観察した映像を公開した。映像には白パンダが単独で雪原を歩いたり竹を食べたり、取っ組み合ってじゃれ合ったりする様子などが映っている。
管理局は5~6歳と推定される該当パンダの行動と健康にこれといった問題は見つからなかったと明らかにした。ただし、初期モニタリングの制約でこのパンダの親が誰で、どんな色の毛を持つ個体かは分からないと説明した。
また、このパンダが他のパンダのように正常に繁殖できるのか、突然変異した白色の遺伝子が個体群で持続されるのかは追跡観察が必要だと明らかにした。
アルビノはメラニン合成の欠乏により目や肌、毛などで色素減少を示す先天性遺伝疾患をいう。通常、パンダは目の周りと四つの脚が黒色で残りは白色だが、このアルビノパンダは爪も含めて全身が真っ白で、目は赤色を帯びている。
アルビノの子パンダはオスとメスのパンダがどちらもアルビノの場合に限って生まれると言われている。
これに先立ち、管理局は2019年4月にこの白いジャイアントパンダの写真を初めて公開した。管理局は保護区内に設置された赤外線カメラに1~3歳と推定されるアルビノパンダの姿が初めて捉えられた後、特別研究チームを構成してパンダの動線追跡を開始した。その後、赤外線カメラの位置を数回調整して、ついにアルビノパンダの活動映像を収めることに成功した。
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