岸田文雄首相は尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領とシャトル外交が再開された韓日関係について「緊密なコミュニケーションをとり、具体的な協力を進める」と述べて改善への意欲を示した。

２６日付の日本経済新聞によると、岸田首相は前日、東京で開かれた日経フォーラム第２８回「アジアの未来」の晩餐会で演説した。

​特に、岸田首相はアジアの重要協力地域として韓国や東南アジア、東アジア、太平洋島嶼国の４カ国・地域に言及した。また、アジア各国・地域と対等な関係に立って「手を取り合って未来をともに作っていく」と明らかにした。


​さらに、アジアの未来のためのキーワードを「共創」とし、相手の要求に基づいて関係を構築していくことが重要だと表明した。価値観を重視する欧米など西側、覇権主義的中国と異なる点を強調した。

日本が目指す「自由で開かれたインド·・太平洋」の実現について「価値観を一方的に圧迫しない、特定国家を排除しない考えを共有し、実践していくことが重要だ」と説明した。

​岸田首相は今年１２月、東京で開かれる日本とＡＳＥＡＮ（東南アジア諸国連合）の特別首脳会議で「新たな協力ビジョンを出す」と明らかにした。同時に、米国が率いるインド太平洋経済枠組み（ＩＰＥＦ）に関連し、米国とアジアの架け橋の役割を果たすと述べた。