福島原発汚染水放出反対の声を高めている韓国野党が週末にソウル都心で開かれた場外闘争でも結合した。しかし主要7カ国(G7)など国際社会と科学専門家グループが強調する「安全論」を越えられるかは未知数という声も党内外から出ている。
最大野党・共に民主党の李在明(イ・ジェミョン)代表は20日午後、ソウル中区世宗(セジョン)大路で行われた「日本放射性汚染水海洋投棄阻止全国行動の日」デモに参加し、「『汚染水』でなく『処理水』とか、試料採取は必要ないとか、飲んでも問題ないなどと戯言祭りすることは正しくない」とし「国民の生命と安全を守るべき大統領と政府の責任を捨てるものだ」と主張した。
正義党の姜恩美(カン・ウンミ)議員は「尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は国民の生活を保護するどころか日本の反人類的な犯罪行為をほう助している」とし「引き続きこのようにするのなら引き下ろさなければいけない」と述べた。進歩党の尹喜淑(ユン・ヒスク)常任代表も「尹大統領が国民を裏切り、放射性汚染水テロの共犯になれば、任期をすべて満たすことはできないという点を強く警告する」と話した。
韓国野党の場外闘争にもかかわらず、国際社会は原発汚染水放出を支持する方向で意見をまとめている。首脳会議のために広島に集まった主要7カ国(G7)首脳は20日、共同声明を出し、「人間と環境に被害を及ぼさないよう、国際原子力機関(IAEA)の安全基準と国際法に基づき実行されるIAEAの独立的な検証を支持する」と明らかにした。声明には「科学的な証拠を基盤とするIAEAと共にする日本の透明な努力を歓迎する」という文言も入った。この日の首脳会議の社交夕食会には福島産の酒が登場した。
専門家集団を中心に「汚染水安全論」も広まっている。KAIST(韓国科学技術院)のチョン・ヨンフン教授は20日、フェイスブックに「希釈して放出すれば1リットルあたりのトリチウム1500ベクレル(Bq)=イオン飲料1リットルのカリウム被爆量」というコメントを載せた。キム・ギョユン元大韓放射線防御学会長も17日、国会で「福島放出シミュレーションの結果、わが国の沿岸到達時のトリチウムは『1兆分の1』に薄まる」とし「福島汚染水放出時の科学的な分析結果では十分に安心できるレベル」と主張した。
韓国原子力研究院などの招待で訪韓し、「汚染水1リットルほどその場で飲める」(15日)という発言で論議を呼んだウェード・アリソン英オックスフォード大名誉教授は19日、国会でも「1リットルでなく10リットルでも汚染処理水を飲むことができる。政治的な発言でなく科学的に安全ということだ」と改めて主張した。
ただ、一部の専門家は依然として「汚染水放出は時期尚早」という立場だ。ソウル大の徐鈞烈(ソ・ギュンリョル)名誉教授は「トリチウムも問題だが、プルトニウム、セシウム、ストロンチウムがさらに大きな問題」とし「18年待てば半減期を経て減るが、なぜ今の時点で捨てるのか」と主張した。米サウスカロライナ大のティモシー・ムソー教授も聯合ニュースのインタビューで「体内たんぱく質のアミノ酸や有機物と結合すればトリチウムが人体の中に長時間累積して残留する」と警告した。
こうした状況で福島視察団は21日、予定通りに出国して日本に到着した。韓国原子力安全技術院(KINS)、韓国海洋科学技術院(KIOST)所属の専門家らで構成された視察団は22日から4日間、現地で汚染水浄化と処理過程を点検し、日本関係機関技術会議などを開く。民主党の姜仙祐(カン・ソンウ)報道官はこの日、「具体的な名簿も公開できないまま日本に行った視察団は隠すべきこと、密かにすべきミッションでもあるということなのか。今回の視察団はすでに国民の信頼を失った」と批判した。
最大野党・共に民主党の李在明(イ・ジェミョン)代表は20日午後、ソウル中区世宗(セジョン)大路で行われた「日本放射性汚染水海洋投棄阻止全国行動の日」デモに参加し、「『汚染水』でなく『処理水』とか、試料採取は必要ないとか、飲んでも問題ないなどと戯言祭りすることは正しくない」とし「国民の生命と安全を守るべき大統領と政府の責任を捨てるものだ」と主張した。
正義党の姜恩美(カン・ウンミ)議員は「尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は国民の生活を保護するどころか日本の反人類的な犯罪行為をほう助している」とし「引き続きこのようにするのなら引き下ろさなければいけない」と述べた。進歩党の尹喜淑(ユン・ヒスク)常任代表も「尹大統領が国民を裏切り、放射性汚染水テロの共犯になれば、任期をすべて満たすことはできないという点を強く警告する」と話した。
韓国野党の場外闘争にもかかわらず、国際社会は原発汚染水放出を支持する方向で意見をまとめている。首脳会議のために広島に集まった主要7カ国(G7)首脳は20日、共同声明を出し、「人間と環境に被害を及ぼさないよう、国際原子力機関(IAEA)の安全基準と国際法に基づき実行されるIAEAの独立的な検証を支持する」と明らかにした。声明には「科学的な証拠を基盤とするIAEAと共にする日本の透明な努力を歓迎する」という文言も入った。この日の首脳会議の社交夕食会には福島産の酒が登場した。
専門家集団を中心に「汚染水安全論」も広まっている。KAIST(韓国科学技術院)のチョン・ヨンフン教授は20日、フェイスブックに「希釈して放出すれば1リットルあたりのトリチウム1500ベクレル(Bq)=イオン飲料1リットルのカリウム被爆量」というコメントを載せた。キム・ギョユン元大韓放射線防御学会長も17日、国会で「福島放出シミュレーションの結果、わが国の沿岸到達時のトリチウムは『1兆分の1』に薄まる」とし「福島汚染水放出時の科学的な分析結果では十分に安心できるレベル」と主張した。
韓国原子力研究院などの招待で訪韓し、「汚染水1リットルほどその場で飲める」(15日)という発言で論議を呼んだウェード・アリソン英オックスフォード大名誉教授は19日、国会でも「1リットルでなく10リットルでも汚染処理水を飲むことができる。政治的な発言でなく科学的に安全ということだ」と改めて主張した。
ただ、一部の専門家は依然として「汚染水放出は時期尚早」という立場だ。ソウル大の徐鈞烈(ソ・ギュンリョル)名誉教授は「トリチウムも問題だが、プルトニウム、セシウム、ストロンチウムがさらに大きな問題」とし「18年待てば半減期を経て減るが、なぜ今の時点で捨てるのか」と主張した。米サウスカロライナ大のティモシー・ムソー教授も聯合ニュースのインタビューで「体内たんぱく質のアミノ酸や有機物と結合すればトリチウムが人体の中に長時間累積して残留する」と警告した。
こうした状況で福島視察団は21日、予定通りに出国して日本に到着した。韓国原子力安全技術院(KINS)、韓国海洋科学技術院(KIOST)所属の専門家らで構成された視察団は22日から4日間、現地で汚染水浄化と処理過程を点検し、日本関係機関技術会議などを開く。民主党の姜仙祐(カン・ソンウ)報道官はこの日、「具体的な名簿も公開できないまま日本に行った視察団は隠すべきこと、密かにすべきミッションでもあるということなのか。今回の視察団はすでに国民の信頼を失った」と批判した。
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