(2)食糧危機論の現実化
食糧危機論が年内に現実化するだろうとの懸念も出ている。世界の食糧倉庫としての役割を担っているアジア諸国が、猛暑や干ばつなどの異常気象で食糧生産に支障をきたしているからだ。
代表的なコメ輸出国であるタイでは最近、該当政府が農民に「コメ作りを今年2~3回から1回に減らしてほしい」と要請した。米を栽培するには多くの水が必要だが、今年はエルニーニョなどの影響で降雨量が不足することが予想されているためだ。このようにアジア諸国の農作物作況が打撃を受けると、食糧価格の急騰につながる可能性がある。米国の肥料製造会社「モザイク」のJoc O'Rourke代表は「農産物生産に悪影響を及ぼす気象異変がますます常態化しているようだ」とし「エルニーニョは今年の農作物市場に実質的なリスクをもたらす可能性がある」と警告した。
(3)気候災害の常態化
極端な気象の強度が高まり、頻度も増えるという予測もある。今年も世界各地で気候災害による深刻な被害が発生している。干ばつに苦しんでいたイタリア北部では最近、突然の大雨で洪水が発生し、9人が死亡し、集落37カ所が水没した。IPCC(気候変動に関する政府間パネル)は、地球の温度が1.5度以上になると、50年頻度の極端な猛暑は過去の8.6倍、大雨は1.5倍、干ばつは2倍になると警告した。
台風や干ばつ、洪水など極端な気象が多い韓国も例外ではない。国立気象科学院のピョン・ヨンファ気候変動予測研究チーム長は「北極地域の温暖化傾向は地球平均の2~3倍で、その影響がエルニーニョなどと重なり、韓国の夏季と冬季の気候を変える」とし「温暖化が加速すれば、韓国も猛暑や豪雨、干ばつなど極端な気象の影響をより多く受けることになるだろう」と話した。
エアコンの呪いで“cockされてしまう”地球…5年内に「3つの復讐」来襲(1)
食糧危機論が年内に現実化するだろうとの懸念も出ている。世界の食糧倉庫としての役割を担っているアジア諸国が、猛暑や干ばつなどの異常気象で食糧生産に支障をきたしているからだ。
代表的なコメ輸出国であるタイでは最近、該当政府が農民に「コメ作りを今年2~3回から1回に減らしてほしい」と要請した。米を栽培するには多くの水が必要だが、今年はエルニーニョなどの影響で降雨量が不足することが予想されているためだ。このようにアジア諸国の農作物作況が打撃を受けると、食糧価格の急騰につながる可能性がある。米国の肥料製造会社「モザイク」のJoc O'Rourke代表は「農産物生産に悪影響を及ぼす気象異変がますます常態化しているようだ」とし「エルニーニョは今年の農作物市場に実質的なリスクをもたらす可能性がある」と警告した。
(3)気候災害の常態化
極端な気象の強度が高まり、頻度も増えるという予測もある。今年も世界各地で気候災害による深刻な被害が発生している。干ばつに苦しんでいたイタリア北部では最近、突然の大雨で洪水が発生し、9人が死亡し、集落37カ所が水没した。IPCC(気候変動に関する政府間パネル)は、地球の温度が1.5度以上になると、50年頻度の極端な猛暑は過去の8.6倍、大雨は1.5倍、干ばつは2倍になると警告した。
台風や干ばつ、洪水など極端な気象が多い韓国も例外ではない。国立気象科学院のピョン・ヨンファ気候変動予測研究チーム長は「北極地域の温暖化傾向は地球平均の2~3倍で、その影響がエルニーニョなどと重なり、韓国の夏季と冬季の気候を変える」とし「温暖化が加速すれば、韓国も猛暑や豪雨、干ばつなど極端な気象の影響をより多く受けることになるだろう」と話した。
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