最近閉幕したテニス大会マドリードオープンに対して「性差別」という声が出ている。組織委員会が選手の性別によって誕生日ケーキの大きさに差をつけたからだ。



８日（現地時間）、スペイン・マドリードで開催されたテニス大会マドリードオープンでは、カルロス・アルカラス（スペイン）とアリーナ・サバレンカ（ベラルーシ）がそれぞれ男女シングルスで優勝した。


２人は５日、共に誕生日を迎え、アルカラスは２０歳、サバレンカは２５歳になった。マドリードオープン組織委員会は２人の誕生日を祝うためにケーキを準備した。

しかし女子テニス世界ランキング１７位のビクトリア・アザレンカ（ベラルーシ）が、両選手が受けたケーキの大きさを比較した掲示物を自身のＳＮＳで共有しながら「本当に同じ待遇」と皮肉った。写真にはサバレンカが小さな１段ケーキを持つ姿と、アルカラスが大きな３段ケーキの前で笑っている姿が見られる。

マドリードオープンがもたらした性差別騒動はケーキで終わらなかった。ＢＢＣ、ＥＳＰＮなどの海外メディアは、今大会では男女選手を差別したという疑惑が何度か提起されたと報じた。大会当時、女子ダブルスで優勝・準優勝をした選手４人には表彰式でいかなるコメントの機会が与えられなかったからだ。男子ダブルスではすべての決勝進出選手に表彰式で話す時間が与えられた。