2021年ドバイエアショーに参加したSAABのカジム・レドゾビック監視偵察事業本部取締役が自社の空中早期警戒管制機「グローバルアイ」の前で記念撮影をしている。 [写真 SAAB]
今年下半期に防衛事業庁が企業に提案要請書を送れば受注戦の幕が上がると予想される。業界は米国のボーイング、スウェーデンのSAAB、イスラエルのIAIだけでなく、米国のL3ハリスまでが加勢するとみている。空軍はすでにボーイングが製作した早期警戒管制機ピースアイ4機を運用している。
こうした雰囲気の中、「グローバルアイ」で挑戦状を出すSAABが「K-軍型ソリューション」というカードを取り出した。SAABのカジム・レドゾビック監視偵察事業本部取締役は3日、中央日報のインタビューで「SAABは性能や価格だけでなく産業協力という長期的な価値の側面で世界最高レベルの競争力を持つ」とし「現在のシステムの中で最先端システムを提案できるだろう」と明らかにした。
これまで「グローバルアイ」の弱点に挙げられてきた「カバレッジ(偵察範囲)」関連の懸念についても「『韓国型構成』ではすべての方向(360度)と領域(陸・海・空)で偵察が可能で、完全な状況認識を提供することになるだろう」とし「韓国軍の高い要求レベルを満たすはず」と自信を表した。
SAABは昨年の売上高が42億ドル(約5兆7000億ウォン)、受注残高が127億ドル(16兆9000億ウォン)という世界的な防衛産業企業。
レドゾビック取締役は「グローバルアイの強力なセンサーは空中600キロ、海上400キロ、地上200キロを超える距離から数千個の目標物を探知・分類・追跡して情報優位を提供し、最終決定をサポートする」とし「すでに契約して生産しているため、引き渡しの時期だけでなくコスト面でも競争力を備えている」と述べた。
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