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【グローバルアイ】尹大統領の米国賓訪問、祭りは終わった

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領とバイデン大統領は先月26日、韓米首脳会談を開き、北朝鮮の核・ミサイル高度化に対応して拡大抑止の実効性を強化するための韓米核協議グループを新設することにした。 [写真 大統領室写真記者団]

先月27日(現地時間)、米国議会議事堂の前で車両に乗った。尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の議会演説現場を取材して出てきたところだった。運転手がつけていた地域ラジオ放送で尹大統領の演説のニュースが流れた。演説を終えてからまだ1時間も経過していないが、肉声を挿入してリポートを制作していた。ダビングのような言語問題を悩む必要がないため、すぐに重要ニュースとして扱っただろう。英語での演説が連邦議員のような指導層だけでなく、一般大衆にも韓国大統領のメッセージを伝達する道になった。

国賓訪問の目的を韓米同盟70周年に合わせたのなら成功と評価できる。大統領の議会演説は米国人に対し、韓国は「考えが似た(like-minded)国」という印象を与えた。国賓の余裕のある歌ほどホストを満足させる祝宴があるだろうか。尹大統領が無伴奏で米国人の郷愁を刺激する「アメリカン・パイ」を熱唱すると、バイデン米大統領は拳を握った両手を挙げ、そして尹大統領の肩を抱いた。バイデン大統領の両手の拳が核爆弾で、肩にのせた腕が核の傘という冗談を聞いた。

両首脳が信頼を築いて友人になったとすれば外交的な所得だ。緊迫した状況で直接電話ができる関係ほど強固な関係もないだろう。尹大統領はイメージ刷新だけをしたのではない。両首脳が発表した「ワシントン宣言」は、韓国に対する米国の拡大抑止をより一層強化したという点で成果だ。


バイデン大統領は北朝鮮の核攻撃は容認できず、そのような行動をすれば「政権の終末を招く」と警告した。また「朝鮮半島での核兵器使用の可能性について韓国と協議するためにあらゆる努力をする」とも話した。核使用に対する絶対的な唯一の権限を持つ米国大統領は誰とも協議する義務がないが、韓国の意見を傾聴するというジェスチャーを見せた。韓国は反対給付として核拡散防止条約(NPT)に基づく不拡散義務を守ると再確認した。独自の核武装をしないという約束だ。米国の拡大抑止強化約束と韓国の非核化約束は針と糸の関係だ。米国が核の傘を提供すれば、韓国が核を保有する理由があってはならないからだ。

ワシントン宣言は韓国国内の独自核武装世論を抑えられないという懐疑論もある。北朝鮮が7回目の核実験など脅威を強める場合、国民がワシントン宣言の前後で異なる点を実感できなければ、核武装論が台頭して政争の焦点になることも考えられる。両首脳の宣伝的な言語を具体化して実効性を高め、国民の不安を根本的に解消する道を探す必要がある。祭りは終わり、難しい宿題が残った。

パク・ヒョンヨン/ワシントン特派員



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