米国陸上短距離選手として活躍したトリ・ボウイが３２歳で死去した。

ＡＰ通信などは３日（現地時間） 、「ボウイが２日、フロリダ州オーランドの自宅で亡くなったまま発見された」とし「この数日間、誰もボウイの連絡を受けた人はなく、他殺の痕跡はないという」と報じた。

トリ・ボウイが所属するアイコンマネジメントもこの日、「私たちは親愛なる友人、娘、姉妹のボウイを亡くした。ボウイは輝く炎のようだった」と明らかにした。


２０１５年北京世界選手権の女子１００メートルで３位になりメジャー大会で初めてメダルを獲得したボウイは、２０１６年リオデジャネイロオリンピック（五輪）では１００メートル２位、２００メートル３位、４００メートルリレー１位となり、３つのメダルを獲得した。

２０１７年ロンドン世界選手権の女子１００メートルで優勝したボウイは、４００メートルリレーでも米国代表のアンカーを務めて１位になった。ボウイは２０１９年ドーハ世界選手権では走り幅跳びに出場して４位に入った。しかし２０１９年末からは全盛期が過ぎ、２０２１年東京五輪の代表選抜戦には参加せず、２０２２年６月以降は競技に出ていない。

ボウイは身長１７５センチでファッション感覚が優れ、ブランドの広告モデルとしても活躍した。