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「韓国は格上げされた地位を実感、G7拡大してG8に入るべき」(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

尹錫悦大統領とバイデン米大統領が26日(現地時間)、少人数会合を終えてホワイトハウスのローズガーデンで共同記者会見を行う前に握手している。 [写真 韓国大統領室写真記者団]

米ホワイトハウス当局者と議会議員は尹大統領が日本との関係を正常化するために政治的勇断を下したことに拍手を送った。前途は遠いが、韓日関係の回復は歓迎すべき大きな進展だ。

特に驚くのは、最近の韓国の民主主義的価値、法治主義と人権守護に対する意志だ。尹大統領は韓米同盟について「単純に相互利益だけのために存在するのではなく、価値同盟であり、自由という普遍的な価値を共に守護する同盟」という点を強調した。中国・ロシアなどが権威主義的な支配に有利に国際秩序の修正を追求する時期に、韓国は自由主義勢力に核心的な支援をしながら浮上している。

今回の国賓訪問は良い結果を出すとみられるが、それよりも大きく野心に満ちた同盟に向かう一歩となる必要がある。米国は韓国が国際的により大きな役割を遂行しようとする意志を歓迎し、これを奨励しなければいけない。例えば韓国の「クアッド」(日米豪印)活動参加を奨励し、韓国を含む「クイント」(Quint)も考慮するのがよい。G7加盟国はG7をG8に拡大して経済規模世界8位の韓国を含める案も検討すべきだろう。韓国はウクライナに弾薬など軍需物資の支援を積極的に考慮しなければいけない。こうした野心に満ちた措置は、グローバル包括的な戦略同盟に格上げされた韓米同盟にふさわしい。


今回の訪問期間、両国指導者の演説は過去への言及で満たされている。バイデン大統領は韓米同盟を「両国国民の勇気、犠牲、血で結ばれた血盟」と表現した。尹大統領も「自由のための闘争の結果として結ばれた血盟」と返した。

このすべての発言は胸に深く響く記憶であり、適切な表現だ。ところが両国の同盟関係としては十分でない。今は秩序、安全保障、自由、繁栄のために韓米が共に努力するべき時だ。そのためには過去を振り返ることも重要だが、未来を眺める必要がある。両国が過去に何を成就したかではなく、あす何を成し遂げられるかが最も重要だ。

◆リチャード・フォンテーン(Richard Fon taine)=ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)副局長を務め、現在はワシントンD.C.の新アメリカ安全保障センター(CNAS)理事長。


「韓国は格上げされた地位を実感、G7拡大してG8に入るべき」(1)

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