有事の際に北朝鮮の長射程砲坑道陣地を打撃する戦術地対地誘導兵器(KTSSM)の試験発射場面。[写真 韓国国防部]
北朝鮮の核・ミサイルの発射兆候をとらえ先制対応する概念であるキルチェーン戦力としては戦術地対地誘導兵器(KTSSM)が議論される。この兵器は浸透貫通型熱圧力弾で地中深くに達して爆発する。1~2メートルにすぎない誤差範囲で5000門以上と推定される北朝鮮の長射程砲坑道を精密打撃するのが目的だ。口径400ミリ、射程距離180キロのKTSSM1は昨年から配備されている。開発中であるKTSSM2の場合、韓国軍当局は最近戦力化時期を2034年から2030年までに繰り上げることにした。1と違い2は多連装ロケット(MLRS)の移動式発射台から発射され、移動性と隠匿性が向上し射程距離も伸びるものとみられる。
この記事を読んで…