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FT「韓国、あまりにも小心…NATO総長の懇請にもウクライナに砲弾未支援」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

ウクライナのゼレンスキー大統領は昨年4月、国会でのテレビ演説などを通じて兵器支援を要請した。しかし、韓国政府は戦争中の国に殺傷用兵器は支援できないという点を強調し、支援範囲を人道的支援に限定した。[写真 国会写真記者団]

英フィナンシャルタイムズ(FT)に、最近の米国の機密文書流出事態はウクライナ戦争に対する韓国の消極的な支援態度を浮き彫りにするきっかけになったと主張するオピニオンが掲載された。

13日付(現地時間)のFT紙面には「韓国の外交政策が西欧の友邦の忍耐心を試す」と題したオピニオンが掲載された。筆者はクリスチャン・デービスFTソウル支局長だ。

デービス氏は「今回の文書流出事態で目を引くのは、韓国がロシアと戦争中のウクライナ支援にあまりにも小心だ(timid)ということを西側同盟国に想起させた点」と主張した。


最近オンラインに流出した米国の文書には、韓国政府の外交・安保最高位当局者がウクライナに砲弾を迂回支援する問題などで悩む内容が含まれていたと伝えられたが、韓国政府は「関連の部分は事実でなく偽造された」という立場だ。

韓国は戦争中の国家に殺傷武器は提供しないという原則を守っているが、ウクライナに経済的・人道的支援を提供し、西欧が主導する対ロシア制裁にもほとんど参加している。

しかしデービス氏は「韓国はキーウが切実に必要とする弾薬の山に座っているが、年初に訪韓したNATO(北大西洋条約機構)のストルテンベルグ事務総長が懇請した(begged)後にも依然としてウクライナを意味のある形で支援していない」と批判した。

デービス氏は、韓国がウクライナに対する政策を変えればロシアが北朝鮮に対する支援を強化するおそれがあるという韓国の懸念は「妥当(legitimate)」とも認めた。輝かしい経済的・政治的発展を遂げた韓国は西側国家に必須不可欠なパートナーになったとも評価した。

しかし「2030国際博覧会」の釜山(プサン)招致のための韓国の努力をめぐり「同盟国が戦争の影響で政治的・経済的な困難を経験する状況で近視眼的、利己的な態度として映りかねない」と主張した。

また、韓国の高官が昨年、自分にウクライナを「非常に遠く離れたところ(very far away)」と話した点を指摘し、朝鮮戦争当時に韓国は多くの国から支援を受けたと強調した。「釜山にある国連朝鮮戦争参戦墓地に行けば、米国・英国・フランス・カナダ・コロンビア・エチオピアなど韓国で戦死した軍人の墓を見ることができる」と伝えた。

一方、デービス氏のオピニオンに対しては「西欧の視点」に偏っているという反論性のコメントもあった。ある読者は「韓国はベトナム戦争に参戦し、イラクとアフガニスタンに軍隊を派兵するなど、海外の戦争で米国の積極的なパートナーだったという事実を忘れたようだ」と指摘した。

また「韓国としては北朝鮮問題のためにロシアを完全に敵対視することはできない。これは欧州が中国との経済的関係を考慮して台湾問題を深刻に受け止めないのと同じ理由」と主張した。



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