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愛国心消えたウクライナ軍、兵役忌避深刻(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
ウクライナのシンクタンク、政治研究所の所長は兵役忌避現象に対し「費用削減措置で戦線の外にいる兵士らのボーナスを削減し、脱営と不服従に対してさらに厳しい処罰を導入するなど、ウクライナ軍の状況が劣悪になった影響も大きい。戦場で死傷者がさらに増え兵士らの不満が大きくなり続けるならば、戦争が長引くほどウクライナは厳しくなるだろう」と伝えた。

◇ロシア軍、すでに士気落ち月給もない

ロシア軍は慢性的な兵站問題と強制的な軍動員令などでウクライナ軍と比較して相対的に使命感が落ちているが、最近では月給までまともにもらえず士気がさらに低下したものとみられる。


ロシアの独立メディア、ベルストカによると今年初めからロシアの軍人への給与遅配や支給されないケースが出ている。ロシアの代表的ソーシャルメディア(SNS)フコンタクテには最近「私の弟は2カ月間給与をもらえなかった」「国防省に問い合わせたら夫が賃金支払い対象者名簿にないという」など軍人家族の不満の投稿が増えている。

モスクワに居住するある女性は、「夫は昨年9月の動員令で徴集されたが、今年1月から給与が入らなくなっている」と話した。モスクワ近郊イワノボ州に住むある女性も「昨年動員された知人のうち一部は月給をもらっているが、約束より大きく低い月7000~1万5000ルーブル(約1万1400円~2万4400円)だけもらっている」と伝えた。

モスクワタイムズによると、ウクライナで戦うロシア兵の場合、最初の月給が約19万5000ルーブル(約32万ウォン)で、ロシア駐留軍人の平均月給より14倍ほど多い。その他戦闘手当てなどが追加されるが、手当ての金額と請求方法などが公開されておらず実際に支給されたのかは未知数だ。

ロシア軍兵士の母親の会を率いるワレンチナ・メリニコワさんは「ロシア軍の官僚制が動員令で急増した新しい軍体制にまともに対処できず無能な姿を見せている」と指摘した。ロシアは開戦後に部分動員令で募集した30万人を含め約60万人の兵力を投じたが死傷者は約20万人と推定される。

悪化したロシアの経済状況が反映された結果という分析もある。ラジオ・フリー・ヨーロッパ(RFE)はロシア国防省が徴集された男性に保温下着、防弾服、医療用品などを個人的に購入して持ってくるよう指示しロシア軍は現在とても劣悪だと伝えた。あるロシアのネットユーザーは「どれだけ多くの人がこのように無賃で戦場に連れて行かれているのか」として残念がった。


愛国心消えたウクライナ軍、兵役忌避深刻(1)

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