LGエレクトロニクスの今年1-3月期の営業利益が1兆4974億ウォン(約1500億円、暫定値)となり、サムスン電子(6000億ウォン)を上回った。世界的な景気沈滞の中でもプレミアム家電の販売拡大などで「アーニングサプライズ」を達成したという評価だ。
LGエレクトロニクスは7日、1-3月期の売上高を20兆4178ウォン、営業利益1兆4974億ウォンと公示した。前年同期比それぞれ2.6%減、22.9%減だが、1-3月期基準で売上高は2番目、営業利益は3番目に多い。特に営業利益は証券会社の予測値(コンセンサス)を3765億ウォン上回った。これを受け、LGエレクトロニクスは2009年の国際会計基準(IFRS)導入後初めてサムスン電子の営業利益を上回った。LGエレクトロニクスの株価は前日比0.35%上昇した11万4300ウォンで取引を終えた。
市場ではLGエレクトロニクスの収益性防御戦略が功を奏したという評価が出ている。趙周完(チョ・ジュワン)社長の強力な非常経営体制転換注文の下、昨年11月から各事業部署と本社組織の構成員を中心にウォールーム(戦時状況室)を運営するなど不況の克服に注力してきた。韓国投資証券のチョ・チョルヒ研究員は「先制的な在庫管理が功を奏した」とし「欧州市場でプレミアム家電浸透率が上がるなど高級化戦略が成功した」と分析した。
部門別の細部業績は公開しなかったが、生活家電(H&A)とテレビ(HE)のほか、新事業の自動車電気装置(VS)など幅広く善戦したとみられる。本格的に家電需要が回復したわけではないが、高効率製品を前に出した企業間取引(B2B)事業が拡大した点も業績不振を相殺したという評価だ。赤字が大きかったスマートフォンと太陽光事業の整理も好材料として作用した。
「未来の事業」とする電装事業も軌道に乗っている。安定したサプライチェーン管理による売上拡大で黒字基調が続いている。NH投資証券のイ・ギュハ研究員は「電装部門は受注残高に基づき安定した売上増加を見せている」とし「インフォテイメント事業部では高付加価値製品の売上が増えて、LGマグナ・イーパワートレインでは従来の顧客の物量が拡大する中、欧州企業などに顧客の多角化が進行している」と説明した。
今後の見通しも明るい。KB証券のキム・ドンウォン研究員は「景気変動に鈍感なB2Bの売上高が今年のLGエレクトロニクスの全体売上高の32%を占め、過去3年間に収益性中心の受注健全化作業を完了した電装部品やビジネスソリューション(BS)事業の黒字規模が拡大するだろう」と予想した。
キウム証券のキム・ジサン研究員は「北米プレミアム家電需要を中心にLGエレクトロニクスはシェアを拡大している」とし「自動車部品が順調に進む中、新規事業も本軌道に乗って企業価値再評価の根拠になるはず」と分析した。
LGエレクトロニクスは7日、1-3月期の売上高を20兆4178ウォン、営業利益1兆4974億ウォンと公示した。前年同期比それぞれ2.6%減、22.9%減だが、1-3月期基準で売上高は2番目、営業利益は3番目に多い。特に営業利益は証券会社の予測値(コンセンサス)を3765億ウォン上回った。これを受け、LGエレクトロニクスは2009年の国際会計基準(IFRS)導入後初めてサムスン電子の営業利益を上回った。LGエレクトロニクスの株価は前日比0.35%上昇した11万4300ウォンで取引を終えた。
市場ではLGエレクトロニクスの収益性防御戦略が功を奏したという評価が出ている。趙周完(チョ・ジュワン)社長の強力な非常経営体制転換注文の下、昨年11月から各事業部署と本社組織の構成員を中心にウォールーム(戦時状況室)を運営するなど不況の克服に注力してきた。韓国投資証券のチョ・チョルヒ研究員は「先制的な在庫管理が功を奏した」とし「欧州市場でプレミアム家電浸透率が上がるなど高級化戦略が成功した」と分析した。
部門別の細部業績は公開しなかったが、生活家電(H&A)とテレビ(HE)のほか、新事業の自動車電気装置(VS)など幅広く善戦したとみられる。本格的に家電需要が回復したわけではないが、高効率製品を前に出した企業間取引(B2B)事業が拡大した点も業績不振を相殺したという評価だ。赤字が大きかったスマートフォンと太陽光事業の整理も好材料として作用した。
「未来の事業」とする電装事業も軌道に乗っている。安定したサプライチェーン管理による売上拡大で黒字基調が続いている。NH投資証券のイ・ギュハ研究員は「電装部門は受注残高に基づき安定した売上増加を見せている」とし「インフォテイメント事業部では高付加価値製品の売上が増えて、LGマグナ・イーパワートレインでは従来の顧客の物量が拡大する中、欧州企業などに顧客の多角化が進行している」と説明した。
今後の見通しも明るい。KB証券のキム・ドンウォン研究員は「景気変動に鈍感なB2Bの売上高が今年のLGエレクトロニクスの全体売上高の32%を占め、過去3年間に収益性中心の受注健全化作業を完了した電装部品やビジネスソリューション(BS)事業の黒字規模が拡大するだろう」と予想した。
キウム証券のキム・ジサン研究員は「北米プレミアム家電需要を中心にLGエレクトロニクスはシェアを拡大している」とし「自動車部品が順調に進む中、新規事業も本軌道に乗って企業価値再評価の根拠になるはず」と分析した。
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