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洪城、学校の前まで炎 「このままでは村全体が燃える」=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

2日に発生した洪城(ホンソン)の山火事が3日まで続き、住宅も巻き込まれた。 シン・ジンホ記者

「このままでは村全体が燃えそうだ。風が強くなれば火が村に移ってくるのは時間の問題で…」。3日午後3時30分、忠清南道洪城郡(ホンソングン)西部小学校前の道路。村の住民およそ50人が広がる火を心配そうに眺めた。真っ赤な炎が近隣のRPC(米穀処理場)工場の後ろまで近づくと、住民は「あそこが燃えてしまえば大変なことになる」と焦りを表した。緊急出動した大型消防車2台が消火作業をして阻止ラインを設けたが、火は簡単には消えなかった。

これに先立ち午後1時30分ごろ、山火事が西部中学校の塀にまで近づくと、教職員らは急いで書類などをまとめて外に抜け出した。この日、生徒は臨時休校で登校していなかった。山火事被害住民の避難場所だった西部小学校にも火が近づき、洪城郡は近隣の葛山(カルサン)中学・高校に住民を移した。

洪城の山火事2日目の3日午後、西部面(ソブミョン)一帯に強風が吹き、火は四方に広がった。山林庁と忠清南道(チュンチョンナムド)はこの日午前6時10分からヘリコプター22機と装備154台、作業員2946人を動員して鎮火作業をしたが、午前11時に73%だった鎮火率が午後2時には66%に落ちた。


この日午後、山の中腹の住民は急いで家財道具をまとめて山を下りた。家はともかく命を落としてはいけないという判断からだ。住民が避難してから30分も経たない午後4時ごろ、民家の周辺まで火は広がった。郡の指定文化財の暘谷祠と内部にある朝鮮末期儒学者、南塘・韓元震(ハン・ウォンジン)先生の廟も一部焼けた。

火が広がった村の各地は真っ黒な灰に変わった。山と野原は区分できず、焼けた住宅は骨組みだけが残った。住民は「穀物まで燃えて食べるものもない」とし、ため息をついた。金泰欽(キム・テフム)忠清南道知事は「予想以上に風が強くなり、鎮火率が上がらない」とし「大きな火はヘリコプターで鎮火し、消防隊を民家に配置して被害を最小化してほしい」と指示した。

一方、2日にソウル仁王山(インワンサン)で発生した山火事は25時間後の3日午後1時3分ごろ完全に鎮火された。2日午後1時45分ごろ忠清南道保寧市青蘿面(チョンナミョン)で発生した山火事も21時間後の3日午前1時50分ごろにほぼ消火された。大田(テジョン)と忠清南道唐津(タンジン)の山火事は鎮火率が70%程度だが、強風や送電塔などの影響で鎮火作業の進行が遅れた。



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