米フロリダ州で行方不明となった２歳の男児がワニの口の中で死んでいるのが見つかった。現地警察は父親（２１）を有力な容疑者とみて殺人容疑で逮捕した。



ＣＮＮとニューヨーク・タイムズなどが２日に伝えたところによると、先月３１日にフロリダ州セントピーターズバーグ警察は行方不明だった２歳の男児の遺体を自宅近くの公園に生息するワニの口の中から発見したと明らかにした。男児の遺体は発見当時完全な状態だった。


セントピーターズバーグ警察の署長は「公園にいたワニが何かをくわえているのを見つけた。ワニを銃で撃つとそれを落とした。われわれはこのような形で子どもを見つけたくはなかった」と話した。

これに先立ち男児の母親（２０）も先月３０日午後２時３０分ごろに住んでいたマンションで１００個所以上を刺されて死んでいるのが見つかった。その後男児の行方がわからなくなっていた。

警察によると、母親の遺体が見つかり男児の行方がわからなくなった当日に父親が手と腕を負傷して病院を訪れていた。警察は父親を両事件の有力な容疑者とみて第１級殺人容疑で逮捕した。彼は現在収監されている。

警察は男児が死亡した原因と公園に行った経緯などを捜査する方針だ。