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米記者、ロシアでスパイ容疑逮捕…米女子バスケットスター「あらゆる手段動員して連れ戻すべき」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

ロシア当局にスパイ容疑で逮捕され、最高20年刑が予想される米ウォールストリートジャーナル(WSJ)エバン・ゲルシュコビチ・モスクワ特派員 [本人ホームページ写真 キャプチャー]

昨年ロシアで収監されて釈放された米女子プロバスケットスター、ブリトニー・グライナーさんが、スパイ容疑でロシアで逮捕された米国人記者に関連し「私たちはあらゆる力を使って彼をはじめとするすべての米国人を連れ戻すべきだ」と主張した。

2日(現地時間)のロイター通信によると、グライナーさんは前日、インスタグラムで「エバン・ゲルシコビッチ氏が拘束された後、彼と彼の家族を深く心配している」とし、このように明らかにした。

ロシア連邦保安局(FSB)は先月30日、ウォールストリートジャーナル(WSJ)モスクワ支局所属の米国国籍のエバン・ゲルシコビッチ特派員(32)をスパイ容疑で拘束したと明らかにした。冷戦以降、米国人記者がロシアでスパイ容疑で逮捕されたのは初めてだ。


米ホワイトハウスは直ちに「ロシア政府が米国市民を狙ったのは容認できない」と糾弾し、WSJも声明で「FSBが提起した容疑を強く否認し、我々が信頼する献身的な記者の即時解放を要求する」と明らかにした。

グライナーさんは「米国人を救うためのバイデン大統領と政府の努力に感謝する」とし「私たちは拘束されたすべての米国人のために戦わなければならず、米国人の帰還は私たち全員の勝利」と強調した。

特にニジェールで救護活動をしてテロ団体に拉致された米国人のジェフリー・ウッドキーさん、ルワンダでテロ容疑で懲役25年刑を言い渡されたポール・ルセサバギナさんが釈放されたと伝えた。

また「私たちを支持するすべての人たちがこうした勝利を祝い、政府がエバンと不法拘束された米国人を連れ戻すために引き続き可能なあらゆる手段を動員することを促す」と明らかにした。

グライナーさんは昨年2月、ロシア入国過程で麻薬密輸容疑で逮捕され、ロシア裁判所で懲役9年を言い渡されたが、同年12月に米国で服役中だったロシア武器販売商ヴィクトル・ブート氏との交換で釈放された。

この日、WSJはまた声明を出し、「エバン・ゲルシコビッチ氏の即時解放を要請する」とし「(エバンの拘束は)言論の自由に対する悪らつな侮辱だ」と規定した。

WSJは「我々はエバンのような記者の勇気ある報道を通じて世の中でどのようなことが起きているのかを知る」とし「どの記者も単に自身の仕事をしたという理由だけで拘束されてはならない」と批判した。

ニューヨークタイムズ(NYT)とBBC、APなど報道機関および団体およそ30カ所も先月31日、アナトーリ・アントノフ駐米ロシア大使に書簡を送り、今回の事案に懸念を表明した。



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