国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）が来年パリオリンピック（五輪）のボイコットを宣言したウクライナに強力な警告メッセージを送った。

ＩＯＣは２日、「ウクライナが五輪をボイコットする場合、（大会出場を準備してきた）自国の選手たちが傷つくだけだ」とし、「戦争終結にもいかなる影響も及ぼさないだろう」と主張した。

ＩＯＣは先月２８日、執行委員会を開き、ウクライナ侵略戦争を起こしたロシアとベラルーシの選手たちが個人資格、または中立国の所属で来年のパリ五輪の種目別予選に参加する案を承認した。来年の本選に参加するかどうかは後日再協議する。


ウクライナ政府は１日、「わが選手たちがロシアの選手たちと正面対決する場面は受け入れられない」とし、パリ五輪のボイコットを決定した。これを実行に移す場合、「国内オリンピック委員会（ＮＯＣ）の五輪参加義務」を定めた五輪憲章に違反して懲戒を受ける可能性がある。