韓国済州（チェジュ）海洋警察が昨年初めて導入して運用してきた艦艇搭載無人ヘリコプターが訓練の途中に海に墜落して沈んだ。

２９日、済州西帰浦（ソグィポ）海洋警察署によると、今月４日午後３時２０分ごろ、西帰浦市離於島（イオド）南西１４２キロ沖で西帰浦海洋警察艦「５００２」に搭載された無人ヘリ「ルペル（ＲＵＥＰＥＬ）Ｅ」が訓練中に海に墜落した。

これに先立ち、無人ヘリコプターは昨年３月に遠距離任務能力向上のために西帰浦海洋警察に試験導入された。


海洋警察は「無人ヘリコプターで違法操業中国漁船の取り締まりや行方不明者捜索訓練をしている間、高度を下げる過程で機体が突然上空で旋回してあっという間に海に墜落した」と明らかにした。

事故機は全長１．８メートルだったが水深４５メートルまで沈み、事実上引き揚げは不可能な状態だ。

事故機は１機当たりの価格は約１億５０００万ウォンで機体保険に加入している。

海洋警察関係者は「事故原因を究明するためにドローン専門家が参加した事故調査委員会を設けて３０日に１回目の会議を開く予定」としながら「機体欠陥なのか操縦士の過失なのかなどは事故調査委員会を通じて明らかになる」と話した。