韓国の朴振(パク・ジン)外交部長官は21日、国会外交統一委員会全体会議に出席し、「年内に岸田文雄首相の答礼訪問など韓日首脳間シャトル外交の持続と高官級交流・意思疎通を活性化していく」と述べた。この日の外交統一委で与野党は政府の徴用賠償解決策と16日の韓日首脳会談をめぐりて克明に異なる立場を表しながら対立した。
◆「解決の本当の始まり」
朴長官は21日の会議で、6日に自ら発表した徴用賠償解決策について「大法院(最高裁)判決を尊重しながら実質的な解決策を提示したものだ」とし「問題解決の終わりでなく本当の始まり」という従来の立場を改めて強調した。
続いて「関係部処と協力し、16日の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の訪日で形成された両国関係改善モメンタムを外交・経済・文化・人的交流などあらゆる分野に拡大していく」と述べた。そして「経済的な側面でも韓日関係改善で年間輸出額が3兆5000億ウォンほど増えるという分析がある」と説明した。
また朴長官は外交部が韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)正常化措置を取ったことを伝え、「韓日、韓日米軍事情報協力を強化する土台を用意した」と話した。さらに「今後ホワイトリスト(輸出管理優待対象国)措置の最短期間復帰も迅速に進めていく」と伝えた。
◆野党の攻勢に「誰の言葉を信じるのか」
朴長官と権寧世(クォン・ヨンセ)統一部長官が出席したこの日の会議が始まるやいなや、韓日関係の懸案に関する野党議員の「集中砲火」が続いた。特に首脳会談で独島(ドクト、日本名・竹島)問題と慰安婦合意への言及があったという日本メディアの報道に関連し、事実関係の確認を要請する民主党議員の質問が続いた。
李祥敏(イ・サンミン)民主党議員は「首脳間で交わされた話について国民が日本メディアを通して聞いた内容があり、政府に対する疑いが強まっている」とし「大統領、政府は国民に(会談内容を)詳細に明らかにすべきだ」と述べた。
関連質問に朴長官は「独島問題や慰安婦問題は先ほど話したが、首脳会談で議論されていない」とし「日本の言葉を信じるのか、韓国政府の言葉を信じるのか」と反問した。そして「独島が歴史的、地理的、国際法的に大韓民国固有の領土という点は不変の原則だ」と話した。ただ、岸田首相が独島や慰安婦問題に言及したかどうかについては「岸田首相が言及したことはいろいろとある」とし、確答を避けた。
この日、外交部の任洙ソク(イム・スソク)報道官も定例記者会見で「相手国の首脳の言及内容を明らかにしないのは外交慣例上当然のことであり、これを国内政治的に政争化するのも望ましくない」とし「最近の日本メディアなどの歪曲報道に対して政府は外交チャンネルを通じて厳重に抗議し、再発の防止を促した」と明らかにした。
◆「侵略論者の引用」に批判
一方、尹大統領が17日に行った慶応大での講演で明治時代の思想家・岡倉天心の言葉を引用したことに対し、共に民主党の朴釘(パク・ジョン)議員は「日帝の侵略を正当化した人物ということを知って講演内容に入れたのか」と質問した。これに対し朴長官は「(岡倉天心は)日本でアジア論を主張した人物と把握している」とし「重要なのはメッセージの本質」と答えた。
尹大統領は当時の講演で「明治時代の思想家・岡倉天心は『勇気こそが命の鍵』といった」とし「より良い未来を創り出すためにもう少し勇気を出そう」と述べた。
この日の外交統一委では民主党側が再生した映像をめぐっても攻防があった。金相姫(キム・サンヒ)民主党議員は台湾のユーチューブチャンネルを見せながら「台湾の政治家が『尹大統領自体が韓国の敵だ。これが何の外交なのか』と話した」と主張した。続いて同じ党の金ギョン侠(キム・ギョンヒョプ)議員も、易術人チョンゴンが「日本に感謝しなければいけない」と発言する内容が入ったユーチューブ映像を見せた。
これに対し太永浩(テ・ヨンホ)国民の力議員は「金議員が引用したユーチューブチャンネルは代表的な嫌韓チャンネルであり、チョンゴンのユーチューブも現政権の政策とは全く関係がない」とし「国政とは関係のない、攻勢と政争のための質問を中断すべきだ」と述べた。
◆「解決の本当の始まり」
朴長官は21日の会議で、6日に自ら発表した徴用賠償解決策について「大法院(最高裁)判決を尊重しながら実質的な解決策を提示したものだ」とし「問題解決の終わりでなく本当の始まり」という従来の立場を改めて強調した。
続いて「関係部処と協力し、16日の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の訪日で形成された両国関係改善モメンタムを外交・経済・文化・人的交流などあらゆる分野に拡大していく」と述べた。そして「経済的な側面でも韓日関係改善で年間輸出額が3兆5000億ウォンほど増えるという分析がある」と説明した。
また朴長官は外交部が韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)正常化措置を取ったことを伝え、「韓日、韓日米軍事情報協力を強化する土台を用意した」と話した。さらに「今後ホワイトリスト(輸出管理優待対象国)措置の最短期間復帰も迅速に進めていく」と伝えた。
◆野党の攻勢に「誰の言葉を信じるのか」
朴長官と権寧世(クォン・ヨンセ)統一部長官が出席したこの日の会議が始まるやいなや、韓日関係の懸案に関する野党議員の「集中砲火」が続いた。特に首脳会談で独島(ドクト、日本名・竹島)問題と慰安婦合意への言及があったという日本メディアの報道に関連し、事実関係の確認を要請する民主党議員の質問が続いた。
李祥敏(イ・サンミン)民主党議員は「首脳間で交わされた話について国民が日本メディアを通して聞いた内容があり、政府に対する疑いが強まっている」とし「大統領、政府は国民に(会談内容を)詳細に明らかにすべきだ」と述べた。
関連質問に朴長官は「独島問題や慰安婦問題は先ほど話したが、首脳会談で議論されていない」とし「日本の言葉を信じるのか、韓国政府の言葉を信じるのか」と反問した。そして「独島が歴史的、地理的、国際法的に大韓民国固有の領土という点は不変の原則だ」と話した。ただ、岸田首相が独島や慰安婦問題に言及したかどうかについては「岸田首相が言及したことはいろいろとある」とし、確答を避けた。
この日、外交部の任洙ソク(イム・スソク)報道官も定例記者会見で「相手国の首脳の言及内容を明らかにしないのは外交慣例上当然のことであり、これを国内政治的に政争化するのも望ましくない」とし「最近の日本メディアなどの歪曲報道に対して政府は外交チャンネルを通じて厳重に抗議し、再発の防止を促した」と明らかにした。
◆「侵略論者の引用」に批判
一方、尹大統領が17日に行った慶応大での講演で明治時代の思想家・岡倉天心の言葉を引用したことに対し、共に民主党の朴釘(パク・ジョン)議員は「日帝の侵略を正当化した人物ということを知って講演内容に入れたのか」と質問した。これに対し朴長官は「(岡倉天心は)日本でアジア論を主張した人物と把握している」とし「重要なのはメッセージの本質」と答えた。
尹大統領は当時の講演で「明治時代の思想家・岡倉天心は『勇気こそが命の鍵』といった」とし「より良い未来を創り出すためにもう少し勇気を出そう」と述べた。
この日の外交統一委では民主党側が再生した映像をめぐっても攻防があった。金相姫(キム・サンヒ)民主党議員は台湾のユーチューブチャンネルを見せながら「台湾の政治家が『尹大統領自体が韓国の敵だ。これが何の外交なのか』と話した」と主張した。続いて同じ党の金ギョン侠(キム・ギョンヒョプ)議員も、易術人チョンゴンが「日本に感謝しなければいけない」と発言する内容が入ったユーチューブ映像を見せた。
これに対し太永浩(テ・ヨンホ)国民の力議員は「金議員が引用したユーチューブチャンネルは代表的な嫌韓チャンネルであり、チョンゴンのユーチューブも現政権の政策とは全く関係がない」とし「国政とは関係のない、攻勢と政争のための質問を中断すべきだ」と述べた。
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