仁川(インチョン)の小学生が継母と実父の常習虐待で死亡した事件で、死亡2日前の姿が映った映像が公開された。
18日のSBS番組「それが知りたい」は、親の虐待で先月死亡した仁川の小学生A君(11)の自宅付近と家の中の姿が映った映像を公開した。
家の中の映像では、A君は顔にズボンをかぶせられ、腕と脚は椅子に縛られていた。継母はA君をカーテンのひもで縛った後、ホームカメラで監視してスピーカーで暴言を浴びせ、午前5時に起こして聖書の筆写を指示したという。
A君は束縛された状態で16時間も閉じ込められていたこともあったという。
死亡1年前と比較すると、A君の顔は明確にやせていて、表情も暗くなっているのが確認できる。死亡1年前の昨年2月15日に撮影された写真を見ると、A君は特に問題がないような明るい表情だった。しかし昨年10月9日の写真と死亡1カ月前の顔は活気が全くないほど憔悴していた。
特に死亡前日の6日午後4時ごろコンビニで飲み物を買って飲む姿が映像に映っていたが、ここでA君は無気力に座って飲み、窓側に行って周辺を見渡すなど極度に不安を感じているような姿だった。顔も痩せこけていた。
専門家らは持続的な虐待によってA君が精神的・身体的な苦痛をひどく受けたと判断した。亜洲大病院のペ・ギス小児青少年科教授は「栄養の欠乏がひどかったようだ」とし「この時が九死に一生を得る機会だった。この時に入院していれば死亡することはなかったはずだが…」と話した。
A君は2月7日に仁川の病院救急室に心停止状態で到着した。当時、A君は身長148センチで体重29.5キロとやせた状態だった。
さらに季節に合わない薄い下着のような汚れた服を着ていて、体には発生時期が異なるあざがあちこちにあった。太ももには尖ったもので刺されたような傷が数十カ所もあり、肛門の方にはやけどが疑われるような皮膚の変形があった。
児童虐待を疑った病院側は警察に通報し、その後、継母と実父の虐待行為に対する捜査が始まった。仁川地検女性児童犯罪調査部は7日、継母を児童虐待犯罪の処罰等に関する特例法上の児童虐待殺害などの容疑で、実父を児童福祉法上の常習児童虐待などの容疑で逮捕、起訴した。
検察の補完捜査の結果、継母はA君を鉛筆で刺したり目隠しをして椅子に縛りつけるなど40回ほど虐待をしていたことが明らかになった。実父も1年間、A君を殴るなど常習的に虐待し、遺棄・放任した疑いを受けている。
実父と継母は初期の警察の取り調べで「体のあざは息子の自害で生じた」と否認したが、追及の末、一部の暴行の事実を認めた。ただ、最後まで虐待事実を縮小しようという態度を見せた。
継母は先月の送検当時「息子が言うことを聞かず昨年1月から殴り始めた」とし「死亡当日にA君を押したが、倒れてから立ち上がらなかったので夫に連絡した」と話した。実父は暴行の事実を認めながらも「今年になってからは殴っていない」と主張した。
18日のSBS番組「それが知りたい」は、親の虐待で先月死亡した仁川の小学生A君(11)の自宅付近と家の中の姿が映った映像を公開した。
家の中の映像では、A君は顔にズボンをかぶせられ、腕と脚は椅子に縛られていた。継母はA君をカーテンのひもで縛った後、ホームカメラで監視してスピーカーで暴言を浴びせ、午前5時に起こして聖書の筆写を指示したという。
A君は束縛された状態で16時間も閉じ込められていたこともあったという。
死亡1年前と比較すると、A君の顔は明確にやせていて、表情も暗くなっているのが確認できる。死亡1年前の昨年2月15日に撮影された写真を見ると、A君は特に問題がないような明るい表情だった。しかし昨年10月9日の写真と死亡1カ月前の顔は活気が全くないほど憔悴していた。
特に死亡前日の6日午後4時ごろコンビニで飲み物を買って飲む姿が映像に映っていたが、ここでA君は無気力に座って飲み、窓側に行って周辺を見渡すなど極度に不安を感じているような姿だった。顔も痩せこけていた。
専門家らは持続的な虐待によってA君が精神的・身体的な苦痛をひどく受けたと判断した。亜洲大病院のペ・ギス小児青少年科教授は「栄養の欠乏がひどかったようだ」とし「この時が九死に一生を得る機会だった。この時に入院していれば死亡することはなかったはずだが…」と話した。
A君は2月7日に仁川の病院救急室に心停止状態で到着した。当時、A君は身長148センチで体重29.5キロとやせた状態だった。
さらに季節に合わない薄い下着のような汚れた服を着ていて、体には発生時期が異なるあざがあちこちにあった。太ももには尖ったもので刺されたような傷が数十カ所もあり、肛門の方にはやけどが疑われるような皮膚の変形があった。
児童虐待を疑った病院側は警察に通報し、その後、継母と実父の虐待行為に対する捜査が始まった。仁川地検女性児童犯罪調査部は7日、継母を児童虐待犯罪の処罰等に関する特例法上の児童虐待殺害などの容疑で、実父を児童福祉法上の常習児童虐待などの容疑で逮捕、起訴した。
検察の補完捜査の結果、継母はA君を鉛筆で刺したり目隠しをして椅子に縛りつけるなど40回ほど虐待をしていたことが明らかになった。実父も1年間、A君を殴るなど常習的に虐待し、遺棄・放任した疑いを受けている。
実父と継母は初期の警察の取り調べで「体のあざは息子の自害で生じた」と否認したが、追及の末、一部の暴行の事実を認めた。ただ、最後まで虐待事実を縮小しようという態度を見せた。
継母は先月の送検当時「息子が言うことを聞かず昨年1月から殴り始めた」とし「死亡当日にA君を押したが、倒れてから立ち上がらなかったので夫に連絡した」と話した。実父は暴行の事実を認めながらも「今年になってからは殴っていない」と主張した。
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