ニューヨークタイムズ（ＮＹＴ）は１６日、尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領と日本の岸田文雄首相の首脳会談について「和解に向けた両国首脳の措置は韓日両国だけに意味があるのではなく、米国と韓日間の同盟にも意味がある」と評した。

ＮＹＴは「米国は対中国の砦を作ることに集中するために、この地域の最も強力な同盟国が互いによい関係であることが必要だ」と歓迎した。また、韓国内の反対世論など尹大統領が負ったリスクに言及し、日本は相応の措置を取らなければならないという専門家の主張を紹介した。

米ＣＮＮ放送は今回の首脳会談について「この地域で最も重要な米国の同盟国２カ国が、新たにページをめくる準備ができたように見える」と評価した。ＣＮＮはミサイル発射など北朝鮮の脅威、中国の攻撃的な軍態勢と台湾海峡での緊張の高まりなどを韓日関係改善の背景として示した。


ウォールストリートジャーナル（ＷＳＪ）もこの日、「緊張を緩めるための措置と笑顔で握手する韓日首脳の写真は韓日関係の基調が転換されたことを示している」と述べた。ラーム・エマニュエル駐日米国大使は、韓国内の反日感情が強いという点に言及し、尹大統領が「とてつもない政治的危険」にもかかわらず、日本との協力強化を大胆に追求したと評した。

エマニュエル大使はＣＮＮとのインタビューでは、「韓米日３国の共助が強化された」とし、「政治的領域のみならず、戦略、抑制力の領域でも我々が協力することは、北朝鮮が最も恐れていること」、「中国もそのようなことが起こることを望まない」とし、韓米日の協力強化に期待を寄せた。