尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領
尹大統領は強制徴用解決法など関係改善に取り組んだ理由について「同胞の皆さんのためだ。韓日関係が気まずかったり悪化したりすると、まず同胞が大変だ。 政府代表として同胞の皆様に謝罪する」と述べた。続けて「私は難しい決断をしたと言われるが、あまりにも当然な決定をしたもの」とし、「今後、大胆な心を持って韓日関係を導いていく」とも述べた。
尹大統領は今後、両国間の対立があっても交流は続けるという立場を明確にした。尹大統領は「韓日関係が原状回復しても、もし対立が生じれば、強力に戦うべき時は戦わなければならないかもしれない」としつつも「交流まで断つのは正しくない。政府と企業が激しく競争しても未来の世代と文化・学術は交流基盤を持たなければならない」と述べた。
尹大統領は1998年の金大中(キム・デジュン)大統領の日本議会演説に言及し、「金元大統領は『韓日は1500年余りの友好協力関係であり、壬辰倭乱・日帝強占期の50年だけが不幸な関係だった。不幸な50年が1500年の友好の歴史を否定することはできないのではないか』と言った」と伝えた。
東京韓国学校の学生合唱団の愛国歌合唱で始まった同日の懇談会には、在日韓国人77人が参加した。壬辰倭乱(文禄・慶長の役)の時に連れて行かれた韓国系陶芸の名家「沈壽官(シムスグァン)家」の第15代沈壽官(本名・大迫一輝)も出席し、尹大統領夫妻に陶磁器を贈った。尹大統領は「外国の首脳らが来る龍山(ヨンサン)大統領室によく展示し、沈壽官先生の作品を多くの人が見られるようにする」と感謝の意を表した。
この記事を読んで…