資料写真。[写真=pixabay]
10日(現地時間)、米CNNなどの外信によると、タイの野生動物救助団体「ワイルドライフ・フレンズ・ファウンデーション・タイランド(WFFT)」は25年間働いた71歳の雌ゾウ、パイ・リン(Pai Lin)の写真を公開した。
公開された写真の中のパイ・リンは、他の象とは違って脊椎が変形し、背中がへこんでいる。
タイの観光産業において象乗りは人気の観光コースで、パイ・リンは一度に最大6人の観光客を乗せながら、25年間過ごした。
動物専門家らは象の体は人を乗せるような構造になっていないため、この慣行は動物虐待の一つの形だと指摘してきた。
WFFTの責任者のトム・テイラー氏は「象の椎骨は上に伸びている」とし「観光客から背骨を持続的に圧迫されれば、恒久的な身体的損傷を受ける恐れがあるが、パイ・リンはこのようなケース」と説明した。
エドウィン・ビーク局長は「パイ・リンの以前の飼い主は、年を取って痛みがひどく歩く速度が遅くなったため、もう仕事があまりできないと見てパイ・リンのことをあきらめた」と語った。
現在、パイ・リンはバンコクから車で約2時間の距離にあるホアヒン・ビーチ近くのWFFTの保護区で、他の場所で救助された24頭の象と一緒に暮らしている。
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