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<WBC>東京ドームと同年齢の韓国投手「日本との決勝で投げたい」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

金広鉉。[SSGランダース]

「東京ドームは私と同じ年だった」。8日に東京ドームで会った野球韓国代表の投手・金広鉉(キム・グァンヒョン、35、SSGランダース)は明るく笑った。何度か経験した東京ドームに懐かしさを感じているようだった。

金広鉉は2008北京オリンピック(五輪)から韓国代表チームに入り、今は15年目だ。2023ワールドベースボールクラシック(WBC)に出場することになり、東京ドームは3回目となった。2009WBCと2019プレミア12に出場した。金広鉉は「プレミア12で来たので4年ぶり」とし「私はもう35歳で古株になった」と話した。

金広鉉は6日、京セラドーム大阪で行われたオリックス・バファローズとの練習試合に登板し、2イニングを消化した。実際、コンディション調整は容易でない。所属チームSSGランダースのキャンプ地だった米フロリダからアリゾナに移動し、韓国を経て大阪、東京まで来た。


金広鉉は「今回の大会は移動が多く、休みの日も少なく、日程がハード」とし「状態が良くなくても良いと言うしかない」と笑顔で語った。今大会では本来の先発ではなく救援投手として起用される見込みだ。

金広鉉は「(日本戦の)先発投手以外は全員がオーストラリア戦に向けて待機している。(ブルペンで)出撃の準備をしている」と伝えた。続いて「韓国シリーズでも中継ぎをした。日本プロ野球チームとの評価試合でも中継ぎで登板したが、違和感はなかった」と伝えた。

役割も順序も考えない。太極マークを付ければ責任感が強くなるからだ。金広鉉は「WBCは重要な試合だ。韓国シリーズと似ていると思って渾身の力で投げなければいけない」と覚悟を表した。

2019年世界野球ソフトボール連盟(WBSC)プレミア12以来4年ぶりに東京ドームを訪れた金広鉉は「東京ドームは私と同じ年だった。私は1988年生まれで、もう35歳」と言いながら回想する姿も見られた。

日本戦の質問に対し金広鉉は「1次ラウンドの日本との試合に登板するのかはまだ分からない。韓国が日本と決勝でまた会えればいい。その時は登板したい」と語った。

韓国代表は日本戦(10日)よりも初戦のオーストラリア戦(9日)に集中している。金広鉉は「オーストラリア戦が重要だ。勝てば良い雰囲気で日本戦に臨めるので良い日程だ。オーストラリア戦さえ勝てれば」とし「思い出せる打者はいないが、すべての打者が直球のタイミングで良いスイングをしていた。変化球でどのように勝負するかがカギになる」と予想した。

経験がある東京ドームだが、金広鉉にはつらい記憶がある場所だ。2008北京五輪で「日本キラー」となった金広鉉は、2009WBC1次ラウンドの日本戦に先発したが、1イニング1/3で8失点し、韓国は2-14でコールド負けを喫した。結局、同大会では3イニング1/3の登板に終わった。

金広鉉は自分の過去を思い出しながら後輩の具昌模(ク・チャンモ)を応援した。日本戦の先発候補の具昌模(ク・チャンモ)は7日、阪神タイガースとの評価試合で2四球を与え、2/3イニングで2失点した。

金広鉉は「私は2009年に具昌模よりも悪かった。1試合が不振だったからといって失望する選手ではない。そのように一喜一憂していれば太極マークを付けていないはず」とし「具昌模は十分に乗り越えられる。いつ登板するか分からないが、投手は1球で自信を取り戻すことができる。見ている人たちも心配しなくてよいだろう」と話した。



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