最後の模擬試験はさっぱりしていた。野球代表チームがワールド・ベースボール・クラシック（ＷＢＣ）を控えた最後の強化試合で勝利を収めた。

イ・ガンチョル監督率いる韓国野球代表チームが７日、大阪の京セラドームで行われた強化試合で阪神タイガースを７－３で下した。

韓国は中国戦またはチェコ戦での先発が有力な朴世雄（パク・セウン）が先発に出た。朴世雄は２イニング無失点の好投を見せた。１５０キロの剛速球とカーブ、スライダー、フォークボールを多様に混ぜて打者６人をすっきりと処理した。しかし日本戦登板候補である左腕具昌模（ク・チャンモ）が揺らいだ。３回に登板した具昌模は２四球を与えた後、小幡に２打点適時打を浴びた。


韓国は４回表を挽回点に選んだ。金河成（キム・ハソン）が西から中前安打を打ち、李政厚（イ・ジョンフ）が右前安打で無死１・２塁となった。金賢洙（キム・ヒョンス）と朴炳鎬（パク・ピョンホ）が相次ぎ内野ゴロを打ち、金河成が本塁に戻った。やはり先発候補である元兌仁（ウォン・テイン）も２イニング２被安打無失点でしっかり防いだ。

韓国は５回、投手が二保に変わった後に反撃した。先頭打者崔廷（チェ・ジョン）の安打後、ランエンドヒット作戦を梁義智（ヤン・ウィジ）が成功的に進めた。バントの代わりに強攻し右前安打で無死１・３塁にした。９番姜白虎（カン・ベクホ）が右前安打で２－２の同点に持ち込み、トミー・エドマンの四球後に金河成の併殺打の間に梁義智が得点し、ワイルドピッチまで出て４－２で逃げた。

またもう１人の日本戦先発候補の李義理（イ・ウィリ）も制球の乱れに苦しんだ。７回裏に登板し１５２キロの速球を投げたが制球の乱れで四死球２個を与えて交代した。続けて登板した鄭又栄（チョン・ウヨン）が打者２人を処理して失点を防いだ。８回には金慧成（キム・ヘソン）の本塁打、朴健祐（パク・ゴンウ）の１点２塁打、朴海旻（パク・ヘミン）の犠安打で３点を追加し勝負を決めた。

８回裏に鄭又栄がぐらつき危機を迎えたが、金元中（キム・ウォンジュン）が併殺打と三振で失点を最小化した。９回には鄭哲元（チョン・チョルウォン）が上がり試合を終えた。

一方、ＷＢＣは８日にキューバ対オランダの１次ラウンドＡ組の試合で開幕する。２００６年に始まり２００９年から４年ごとに開催されてきたＷＢＣは、２０１７年大会後コロナ禍を受け第５回大会の開催を２年先送りした。韓国は２００６年にベスト４、２００９年に準優勝し野球強国に跳躍した。２０１３年と２０１７年は連続して１次ラウンド敗退の苦汁をなめた韓国は１４年ぶりにベスト４進出に挑戦する。

Ｂ組の韓国は東京ドームでオーストラリア（９日）、日本（１０日）、チェコ（１２日）、中国（１３日）と対戦する。各組の１位と２位が２次ラウンド（準々決勝）に上がり、Ａ組（台湾、オランダ、キューバ、イタリア、パナマ）のチームと戦う。準決勝と決勝は米マイアミのローンデポ・パークで開かれる。