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低成長の沼に落ちた韓国、2年連続OECD平均下回る

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
韓国が2年連続で経済協力開発機構(OECD)加盟国平均に満たない低成長を記録したことがわかった。1996年のOECD加盟後初めてだ。

韓国銀行とOECDによると、昨年10-12月期の実質国内総生産(GDP)成長率は前四半期比マイナス0.4%で、2020年4-6月期から10四半期ぶりのマイナス成長となった。これはOECD加盟国平均の0.3%を大きく下回るだけでなく、現在まで四半期成長率が発表された29カ国のうちポーランドのマイナス2.4%、リトアニアのマイナス1.7%、オーストリアのマイナス0.7%、スウェーデンのマイナス0.6%に次いで5番目に低い。ドイツとハンガリーのマイナス0.4%、チェコのマイナス0.3%、フィンランドのマイナス0.2%、イタリアのマイナス0.1%とマイナス成長を記録した10カ国のうちの1カ所でもある。

韓国の景気沈滞は昨年下半期に本格化した。四半期別成長率は昨年1-3月期が0.6%、4-6月期が0.7%でそれぞれOECD加盟国平均である0.2%と0.5%より高かった。だが7-9月期には0.3%成長にとどまりOECD平均の0.4%を下回った。10-12月期はマイナス成長となり逆転幅が広がった。その結果昨年の年間成長率は2.6%で、OECD平均の2.9%に満たなかった。


通貨危機水準の危機要因がなかったのにOECD平均に満たなかったのは事実上昨年が初めてという評価が出ている。韓国の成長率がOECD平均より低かった年は通貨危機の衝撃を受けた98年のマイナス5.1%と、2021年の4.1%、2022年の2.6%の3回だ。この時OECD平均はそれぞれ2.9%、5.6%、2.9%だった。

韓国の輸出と消費回復が遅い場合、成長率は今年まで3年連続OECD平均に満たず「成長中進国」の地位が定着する恐れがある。韓国政府と韓国銀行は今年の成長率を1.6%と予想している。



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