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LPGA18大会でまだ優勝なし…韓国女子ゴルフ全盛期は終わるのか

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
韓国女子ゴルフは過去10年間、世界最強だった。米国女子プロゴルフ(LPGA)ツアーで活躍し、「世界ナンバー1」の地位を守った。しかし2020年代に入って下降が目立つ。韓国女子ゴルフの全盛時代はこのまま終わるのか。

韓国女子ゴルフの不振は数字にも表れている。韓国はLPGAツアーで2015年に15勝をマークしたのに続き、17年と19年にもそれぞれ15勝した。1シーズンに30余りの大会があるが、その半分近くで韓国選手が優勝した。ところが2020年と21年にはそれぞれ7勝、昨年は4勝に終わった。

また韓国は2015年のキム・セヨンをはじめ、16年はチョン・インジ、17年はパク・ソンヒョン、18年はコ・ジンヨン、19年はイ・ジョンウン6と、5年連続でLPGAツアーの新人王を輩出した。しかし2020年代に入って韓国ゴルフから新人王は出ていない。


国内ゴルフ専門家らは韓国女子ゴルフの最近の状況を深刻に受け止めている。昨年の新人王をはじめ、今年の選手賞と賞金王、平均打数賞部門で韓国選手の名前はなかった。LPGAツアーで個人タイトル無冠に終わったのは2008年以来14年ぶりの「事件」だった。

韓国女子ゴルフがLPGA舞台で振るわないのは、スター級選手のけがが続いたうえ、大型新人の発掘にも失敗したからだ。かつて女子ゴルフ世界ランキング1位だったパク・ソンヒョンは2019年末に肩を痛めて以降、活躍できていない。パク・ソンヒョンから王座を譲り受けたコ・ジンヨンも最近、手首のけがでトップ圏から遠ざかった。

活気を与える新進勢力の劣勢も目立つ。2015年から5年連続で新人王を輩出して以降、韓国女子ゴルフは世界舞台で停滞する姿だ。一方、タイ選手の躍進が目立つ。新型コロナの影響で韓国女子プロゴルフ(KLPGA)ツアー選手のLPGAツアー進出が減ったのも事実だ。そして新人王のトロフィーはタイ出身のアタヤ・ティティクルとパティ・タバタナキットが順に受賞した。

こうした流れは26日にタイで終わったホンダLPGAタイランドでもそのまま続いた。タイのサイアムCCで行われた同大会でも韓国選手は優勝圏とは距離が遠かった。最近の18大会で優勝はない。けがからの復帰となったコ・ジンヨンが通算16アンダーの272で6位タイ、キム・ヒョジュが15アンダーで10位タイだった。優勝は通算22アンダーの266をマークした米国のリリア・ブ。

韓国ゴルフ界の関係者は「複数の要因が複合的に作用した。従来の選手が不振なら代わりの選手が出てくるべきだが、円滑な選手の登場がなかった」とし「タイの勢いも目立つ。その間、韓国をベンチマーキングしてきたタイの指導者と選手がLPGAツアーで頭角を現している。韓国としては二重の障壁にぶつかった状況」と話した。

しかし別のゴルフ関係者は「新型コロナ以降、韓国女子選手の力が落ちたのは事実だ。LPGAツアーで『外国人』資格の選手には有形無形の障壁があった」とし「今年から新型コロナの影響が減っただけに、韓国選手が過去の栄光を取り戻す可能性もある。コ・ジンヨンやキム・ヒョジュが技量を復活し、新人のユ・ヘランらが活躍すれば、韓国女子ゴルフが世界ナンバー1の地位に復帰するだろう」と予想した。



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