今月4日(現地時間)、米国がステルス戦闘機などを動員し、自国の領土に入った中国の「偵察気球」を撃墜した。[米海軍研究所のTwitter キャプチャー]
写真は高高度偵察機であるU-2に搭乗したパイロットが今月3日に撮影したもので、写真上には搭載装備の様子が比較的鮮明に写されている。
U-2偵察機は通常7万フィート(21.3キロメートル)上空を飛行し、撮影当時、偵察気球の高度は6万フィート(18.2キロメートル)だったと米国CNN放送などがこの日報じた。
これに先立ち、米国はU-2偵察機が撮影したイメージに基づき、気球搭載装置にはっきりと情報偵察用と見られるアンテナがあり、多重能動情報収集センサーの稼動に必要な電力を生産するために十分な大きさのソーラーパネルもついていたと明らかにしていた。
米国はこのような分析に基づいて該当の気球が中国の主張する気象観測用民間飛行船ではなく偵察用気球だと結論を下した。
米国は4日、この偵察気球を大西洋上空で撃墜した。
これに対して中国はこの気球を米国が「偵察気球」として撃墜したことに対して「ヒステリー的」としながら強く批判している。
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