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韓国統一部「苦難の行軍ほどではないが、北の一部地域で餓死者続出、食料難」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

北朝鮮が2012年4月の閲兵式で公開した北朝鮮の無人攻撃機。[中央フォト]

韓国統一部が20日、北朝鮮の一部の地域に餓死者が出るなど食料難が深刻な状態だと明らかにした。

統一部の具炳杉(ク・ビョンサム)報道官はこの日、政府ソウル庁舎で定例記者会見を開き、「関係機関の間で北の食料事情評価を緊密に共有していて、一部の地域で餓死者が続出するなど食料難が深刻とみている」と述べた。

権寧世(クォン・ヨンセ)統一部長官が15日の国会外交統一委員会全体会議で「餓死者が続出するほどではないとみる」と発言したことについては、「苦難の行軍当時ほど大規模な餓死者が発生する状況ではないとの趣旨で答えた」と統一部は説明した。


具報道官は記者会見で、北朝鮮が国連傘下の世界食料計画(WFP)に食料支援を要請したことについても関連状況を確認したと明らかにした。

具報道官は「権長官は先月、WFPのビーズリー事務局長との会談で、北当局の公式的な要請とはいえないが北側がWFPの支援を希望する状況を確認した」とし「権長官が国会で北の要請があったと話したのは、こうした状況を簡略に説明する過程で出てきた答弁」と説明した。

これに先立ちボイス・オブ・アメリカ(VOA)はWFPアジア太平洋支部の報道官を引用し、北朝鮮がWFPに食料支援に関する公式要請をしたことはないと報じていた。



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