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在ドイツ英国大使館の警備員、ロシアスパイ活動で逮捕…「ナチスの国に閉じ込められている」発言も

ⓒ 中央日報日本語版

ロシアの国旗。[写真 Pixabay]

ドイツにある英国大使館で警備員として仕事をしながらもロシアに機密情報を渡していたスパイが重刑を宣告された。

17日(現地時間)、APやテレグラフなどによると、英国裁判所はデービッド・バレンタイン・スミス被告(58)に8件の公務上秘密漏洩容疑で懲役13年2月を言い渡した。スコットランド生まれのスミス被告は英国空軍に服務した経歴があり、4年間ベルリンの英国大使館で警備員として勤務していた。

スミス被告は2020年英国大使館の内部配置および活動、職員の名前と住所、電話番号などをベルリンにあるロシア大使館に渡した。また「追加情報」を提供するという提案もしていたという。


英国とドイツ政府当局はスミス被告逮捕のためにドミトリーという人物を使っておとり作戦を展開し、スミス被告に接近した。ドミトリーは英国大使館に入れるようにしてほしいと要請し、スミス被告は積極的にこれを助けた。ドミトリーにだまされたスミス被告は内部文書をコピーして渡すなどして協力し、ドミトリーに「私は私を雇用した者を信じていない」と話した。また「ドイツにいたくない。ナチスの国に閉じ込められている」という発言もした。

スミス被告は裁判で「ロシア側に情報を2度渡したのがすべてであり、大使館から不当な扱いを受けたことに対して教訓を与えたかっただけ」と主張したが認められなかった。裁判部は「スミスは裏切りの対価としてロシアから金を受け取り、数年にわたって相当量の資料を渡した。スミス被告が犯した犯行は英国の国益を損ない、他人に災難のような結果を招く潜在的可能性があった」とし「反省の兆しが見られない」と明らかにした。



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