8日、中国北京首都空港の到着ロビーを施設隔離なく通過する外国人の家族 北京=パク・ソンフン特派員
ひとまず家族訪問やビジネス訪問をする韓国人には道が開かれた。しかし交流正常化までは相当な期間が必要とみられる。中国は短期ビザで最も多い需要を占める観光ビザの発給制限は解除しなかった。韓国だけでなく海外の国に対して新型コロナ発生以降3年間維持している措置だ。半面、韓国は11日、ビザ発給を再開し、観光ビザ発給制限も解除した。
航空便の増便も課題だ。現在、韓国と中国を行き来する航空便は週62便。北京・上海・瀋陽・広州など中国17カ所の空港と仁川(インチョン)国際空港を行き来する路線で運航されている。新型コロナパンデミック前の2019年には週平均1162便が行き来したことを勘案すると5.3%にすぎない。
中央防疫対策本部は1月、中国行き航空便を現行水準に維持することにして以降、まだ増便するかどうか決めていない。在中韓国大使館は中央防疫対策本部の政策変更に合わせて中国民航局と増便規模を決める方針だ。大使館の関係者は「現在、両国を行き来する航空便の搭乗率は90%水準であり、来月26日、夏季シーズン開始に合わせて増便規模を決める計画」とし「中国側も増便に積極的」と伝えた。
中国は先月30日から韓国発入国者のうち中国人を除いた外国人に対してPCR検査を義務づける報復措置を施行し、韓国国民の反発を買った。PCR検査義務を解除するかどうかはまだ決まっていない。
この記事を読んで…