韓国の野球代表は左腕投手の活躍が目立った。1982年のKBO(韓国プロ野球)リーグ開始前にはイ・ソンヒ(68)が韓日戦に出場するたびに輝いた。プロ野球選手が国際大会に出場した2000年代には宋津宇(ソン・ジンウ、57)と具台晟(ク・デソン、54)がキープレーヤーになった。
国際大会が開催されるたびに左腕エースの活躍が続いた。2008年北京オリンピック(五輪)では柳賢振(リュ・ヒョンジン、36、トロント・ブルージェイズ)と金広鉉(キム・グァンヒョン、35、SSGランダース)がデビューして好投した。さらに梁ヒョン種(ヤン・ヒョンジョン、35、起亜タイガーズ)が2010年広州アジア競技大会で活躍し、「左腕トロイカ」時代が開かれた。
その後、柳賢振、金広鉉、梁ヒョン種は10年以上にわたり韓国野球の復興期を率いた。3人の投手が同時に立つ舞台はなかったが、1人がけがなどで抜ければ他の投手がその穴を埋めた。
野球の「ワールドカップ(W杯)」と呼ばれるワールドベースボールクラシック(WBC)が3月8日に東京で開幕する。今年のWBC舞台で韓国代表はもう一人の左腕投手・具昌模(ク・チャンモ、26、NCダイノス)の活躍に期待をかける。
2015年にプロデビューした具昌模は入団直後から注目を受けてきた。140キロ台半ばの速球とスライダー・カーブ・スプリットなど多様な変化球を武器とする投手だ。2020年には左腕エースとしてNCのマウンドを守り、チームの統合優勝に貢献した。
しかし具昌模は翌年の21年、ひじの疲労骨折で1年間まるごと休むことになった。マウンドに復帰した昨年は11勝をマークし、李強チョル(イ・ガンチョル)代表監督(57)の選択を受けた。年齢制限があった2017年アジアプロ野球チャンピオンシップ(APBC)を除けば事実上初めての代表入りということだ。
米国キャンプ前だった先月末、具昌模は「これまで代表チームとの縁が多くなかったが、このように選ばれて本当にうれしい」とし「大会が近づくにつれて緊張感が高まっている」と話した。
具昌模は2019年のプレミア12、2021年の東京五輪でも代表候補に挙がっていた。しかしそのたびにけがが再発し、太極マークを付けることができなかった。特に東京五輪を控えて当時の金卿文(キム・ギョンムン)代表監督(65)は「具昌模を連れていけないのは残念だ」と語った。
具昌模は先月、済州(チェジュ)で自主トレをした。KBOリーグとは異なるWBC公式球を投げながら感覚を高めた。具昌模は「最初は(滑りやすい)公式球への適応に苦労した。しかし投げ続けていると慣れてきた。どうすれば変化球をうまく駆使できるかを体得した」と話した。また「済州地域の青少年選手たちと一緒にトレーニングをした。ボールは30球ほどで投げた。今後さらに投球数を増やしていく」と伝えた。
26歳の具昌模は来月のWBCで金広鉉、梁ヒョン種ら先輩投手と共に韓国代表のマウンドを守る。国際大会での経験が豊富なベテラン先輩からノウハウを受ける良い機会だ。
現在、米アリゾナ州でスプリングキャンプ中の具昌模は「歴代代表チームでの左腕エースの活躍をよく知っている。今回は金広鉉先輩や梁ヒョン種先輩と共に代表に選ばれたのは光栄」とし「左腕エース系統を引き継げるよう最初のボタンをうまく掛けたい」と意欲を見せた。
◆具昌模(ク・チャンモ)
生年月日=1997年2月17日
出身校=天安南山小-徳寿中-蔚山工高
体格=身長183センチ、体重85キロ
プロデビュー=2015年NC2次指名1ラウンド
2022年の成績=19試合11勝5敗 防御率2.10
2023年の年俸=6億ウォン(約6250万円)
韓国代表経歴=2017年APBC、2023年WBC
国際大会が開催されるたびに左腕エースの活躍が続いた。2008年北京オリンピック(五輪)では柳賢振(リュ・ヒョンジン、36、トロント・ブルージェイズ)と金広鉉(キム・グァンヒョン、35、SSGランダース)がデビューして好投した。さらに梁ヒョン種(ヤン・ヒョンジョン、35、起亜タイガーズ)が2010年広州アジア競技大会で活躍し、「左腕トロイカ」時代が開かれた。
その後、柳賢振、金広鉉、梁ヒョン種は10年以上にわたり韓国野球の復興期を率いた。3人の投手が同時に立つ舞台はなかったが、1人がけがなどで抜ければ他の投手がその穴を埋めた。
野球の「ワールドカップ(W杯)」と呼ばれるワールドベースボールクラシック(WBC)が3月8日に東京で開幕する。今年のWBC舞台で韓国代表はもう一人の左腕投手・具昌模(ク・チャンモ、26、NCダイノス)の活躍に期待をかける。
2015年にプロデビューした具昌模は入団直後から注目を受けてきた。140キロ台半ばの速球とスライダー・カーブ・スプリットなど多様な変化球を武器とする投手だ。2020年には左腕エースとしてNCのマウンドを守り、チームの統合優勝に貢献した。
しかし具昌模は翌年の21年、ひじの疲労骨折で1年間まるごと休むことになった。マウンドに復帰した昨年は11勝をマークし、李強チョル(イ・ガンチョル)代表監督(57)の選択を受けた。年齢制限があった2017年アジアプロ野球チャンピオンシップ(APBC)を除けば事実上初めての代表入りということだ。
米国キャンプ前だった先月末、具昌模は「これまで代表チームとの縁が多くなかったが、このように選ばれて本当にうれしい」とし「大会が近づくにつれて緊張感が高まっている」と話した。
具昌模は2019年のプレミア12、2021年の東京五輪でも代表候補に挙がっていた。しかしそのたびにけがが再発し、太極マークを付けることができなかった。特に東京五輪を控えて当時の金卿文(キム・ギョンムン)代表監督(65)は「具昌模を連れていけないのは残念だ」と語った。
具昌模は先月、済州(チェジュ)で自主トレをした。KBOリーグとは異なるWBC公式球を投げながら感覚を高めた。具昌模は「最初は(滑りやすい)公式球への適応に苦労した。しかし投げ続けていると慣れてきた。どうすれば変化球をうまく駆使できるかを体得した」と話した。また「済州地域の青少年選手たちと一緒にトレーニングをした。ボールは30球ほどで投げた。今後さらに投球数を増やしていく」と伝えた。
26歳の具昌模は来月のWBCで金広鉉、梁ヒョン種ら先輩投手と共に韓国代表のマウンドを守る。国際大会での経験が豊富なベテラン先輩からノウハウを受ける良い機会だ。
現在、米アリゾナ州でスプリングキャンプ中の具昌模は「歴代代表チームでの左腕エースの活躍をよく知っている。今回は金広鉉先輩や梁ヒョン種先輩と共に代表に選ばれたのは光栄」とし「左腕エース系統を引き継げるよう最初のボタンをうまく掛けたい」と意欲を見せた。
◆具昌模(ク・チャンモ)
生年月日=1997年2月17日
出身校=天安南山小-徳寿中-蔚山工高
体格=身長183センチ、体重85キロ
プロデビュー=2015年NC2次指名1ラウンド
2022年の成績=19試合11勝5敗 防御率2.10
2023年の年俸=6億ウォン(約6250万円)
韓国代表経歴=2017年APBC、2023年WBC
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