暗号通貨
BBCは2日(現地時間)、ブロックチェーン分析会社「チェイナリシス」を引用し、昨年の全世界暗号通貨ハッキング窃盗が38億ドルで過去最大になったとし、北朝鮮が盗んだ規模が全体の44%にのぼると伝えた。
専門家らは国連の強力な制裁を受ける北朝鮮が核兵器開発資金調達のために暗号通貨を盗んでいるとみている。チェイナリシスは報告書で「北朝鮮の2020年の輸出総額は1億4200万ドルだったとし、暗号通貨の窃盗で稼いだ金額が北朝鮮経済の相当部分を占める」と明らかにした。
別の専門家は北朝鮮が盗んだ暗号通貨を中国と非代替性トークン(NFT)を通して洗浄すると伝えた。実際、米連邦捜査局(FBI)は先月、北朝鮮と関連があるラザルスグループが昨年「ホライズンブリッジ」というブロックチェーンネットワークから1億ドルの暗号通貨を盗んだことを確認した。
チェイナリシスは暗号通貨窃盗の82%以上が「DeFi」という脱中央化金融プロトコルで生じると明らかにした。これはDeFiプロトコルを管理するスマート契約コードが公開的であり、ハッカーが接近しやすいためとみられる。
一方、北朝鮮はこれまで6回の核実験を実施し、今年7回目の実験をすると推定される。昨年、北朝鮮は金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長体制で歴代最も多くの弾道ミサイルとその他ミサイルを発射した。専門家らは、北朝鮮が新型コロナ以降、経済的な厳しい状況だが、軍事力に相当な投資をしているとみている。
この記事を読んで…